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6月23日の誕生花 ムラサキツユクサ

6月23日の誕生花 ムラサキツユクサ
ウィキペディアより

 ムラサキツユクサ(学名:Tradescantia ohiensis)は、北米原産で、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の耐寒性常緑多年草です。茎の先端に数個の花が集散状につき、一日花として知られています。花期は6月から9月頃で、一日中ではなく、午前中に開き午後にはしぼむ特性があります。花色は主に青紫ですが、交配により赤紫、ピンク、白といったバリエーションも楽しめます。その花の中心部には、赤や青に色づくひげ状の雄しべが特徴的で、個性豊かな魅力を放っています。

花言葉

 ムラサキツユクサの花言葉は「貴ぶ」です。その花言葉は、花の短い寿命と相反する、気高くも力強い美しさに由来しています。一日という限られた時間内で咲き誇る花は、一瞬一瞬を大切に生きる価値や尊さを示しています。また、雄しべの色鮮やかなひげは、自己を際立たせる個性や、他者からの賞賛を得る喜びを象徴しています。

メッセージ

 ムラサキツユクサを贈るときのメッセージは、「あなたを尊重し、誇りに思っています」という感情を伝えることができます。花言葉の「貴ぶ」は、相手への敬意や感謝の意味を持つため、尊敬の念を持つ人への贈り物として適しています。また、その美しい花は、一日という短い時間であることを忘れさせ、心を豊かにさせる力があります。

名称

 ムラサキツユクサという和名は、紫色の花をつけることと、朝露に濡れた葉の様子から名付けられました。「ツユクサ」は「露草」を意味し、朝露に濡れた草の風情を表しています。そして「ムラサキ」は紫色を意味し、その花色を表現しています。なお、「紫露草」という別名も存在します。

その他

 ムラサキツユクサは、理科教育の現場でも使用されることがあります。その理由は、雄しべの毛が原形質流動の観察に適しているからです。原形質流動とは、細胞内の液体成分(サイトプラズム)が流れる現象を指します。また、タネがよく実り、こぼれダネでも増えるため、個体差が多く見られ、その多様性からも自然の豊かさを感じることができます。