6月23日の誕生花 ムラサキツユクサ
ムラサキツユクサ(学名:Tradescantia ohiensis)は、北米原産で、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の耐寒性常緑多年草です。茎の先端に数個の花が集散状につき、一日花として知られています。花期は6月から9月頃で、一日中ではなく、午前中に開き午後にはしぼむ特性があります。花色は主に青紫ですが、交配により赤紫、ピンク、白といったバリエーションも楽しめます。その花の中心部には、赤や青に色づくひげ状の雄しべが特徴的で、個性豊かな魅力を放っています。
花言葉
ムラサキツユクサの花言葉は「貴ぶ」です。その花言葉は、花の短い寿命と相反する、気高くも力強い美しさに由来しています。一日という限られた時間内で咲き誇る花は、一瞬一瞬を大切に生きる価値や尊さを示しています。また、雄しべの色鮮やかなひげは、自己を際立たせる個性や、他者からの賞賛を得る喜びを象徴しています。
メッセージ
ムラサキツユクサを贈るときのメッセージは、「あなたを尊重し、誇りに思っています」という感情を伝えることができます。花言葉の「貴ぶ」は、相手への敬意や感謝の意味を持つため、尊敬の念を持つ人への贈り物として適しています。また、その美しい花は、一日という短い時間であることを忘れさせ、心を豊かにさせる力があります。
名称
ムラサキツユクサという和名は、紫色の花をつけることと、朝露に濡れた葉の様子から名付けられました。「ツユクサ」は「露草」を意味し、朝露に濡れた草の風情を表しています。そして「ムラサキ」は紫色を意味し、その花色を表現しています。なお、「紫露草」という別名も存在します。
その他
ムラサキツユクサは、理科教育の現場でも使用されることがあります。その理由は、雄しべの毛が原形質流動の観察に適しているからです。原形質流動とは、細胞内の液体成分(サイトプラズム)が流れる現象を指します。また、タネがよく実り、こぼれダネでも増えるため、個体差が多く見られ、その多様性からも自然の豊かさを感じることができます。
6月の誕生花
6月の誕生花一覧
- クレマチス(6月1日)
- オダマキ(赤)(6月2日)
- 紫陽花(6月3日)
- カスミソウ(6月4日)
- ホタルブクロ(6月5日)
- ジャーマンアイリス(6月6日)
- アマリリス(6月7日)
- ジャスミン(6月8日)
- 泰山木(6月9日)
- 松葉菊(6月10日)
- ライラック(6月11日)
- ジンジャーリリー(6月12日)
- 紅花(6月13日)
- グラジオラス(6月14日)
- 山法師(6月15日)
- 夏椿(6月16日)
- スイカズラ(6月17日)
- スモークツリー(6月18日)
- 白玉草(6月19日)
- カリブラコア(6月20日)
- 山桃(6月21日)
- 桔梗草(6月22日)
- 紫露草(6月23日)
- セントポーリア(6月24日)
- 昼顔(6月25日)
- ガザニア(6月26日)
- トケイソウ(6月27日)
- 花簪(6月28日)
- アガパンサス(6月29日)
- セージ(6月30日)