6月22日の誕生花 キキョウソウ
キキョウソウ(学名:Triodanis perfoliata、英名:Common Venus' looking-glass)は、キキョウ科の一年生植物で、原産地は北アメリカ・南アメリカです。その自生域はカナダからアルゼンチンに広がり、中国、韓国、オーストラリアにも帰化しています。日本では福島県以南に移入分布し、道端や公園の空き地などに群生していることが多いです。花は青紫色で、放射対称の5弁花冠を持つ車形花冠または鐘形花冠です。葉は鈍鋸歯を持つ貝殻型で、その幅は6ミリメートルから25ミリメートル、植物全体の高さは15から45センチメートルです。5月から8月にかけて開花し、小さな蒴果を多く付けます。
花言葉
キキョウソウの花言葉は「無垢な心」です。これは、キキョウソウが単純で自然な美しさを持ち、複雑な装飾を必要としない様子からつけられたものと思われます。青紫色の鮮やかな花と緑の葉が交互に生えるその姿は、自然の中で生きる生命力と純粋な心を象徴しています。
メッセージ
キキョウソウを贈るときのメッセージは、「私の無垢な心を感じてください」や「私の純粋な思いを受け取ってください」という意味を込めることができます。その静かな美しさと素直な生命力から、キキョウソウは自然への敬意や無邪気な愛情を伝えるのに最適な花となります。
名称
キキョウソウという和名は、その花の形状がキキョウ(桔梗)に似ていることから名付けられました。キキョウの花は、その形が釣鐘に似ていることから「桔梗」と名付けられましたが、キキョウソウもまた鐘形の花を咲かせます。そのため、キキョウに似たこの植物を「桔梗草」と呼ぶようになったと考えられます。また、別名の「ダンダンキキョウ」は、その繁殖力の強さを表しています。
その他
キキョウソウは、他の植物との関係でも特徴的です。昆虫による受粉を促すため、開放花と閉鎖花が存在します。開放花は雄性先熟で、雄蕊が先に花粉を出し、昆虫を引き寄せます。昆虫が花粉を運び去った後に、雌蕊の柱頭が開くことで自家受粉を避ける独自の構造を持っています。また、繁殖力の強さから、一度植えると次々と花を咲かせ、広がる性質があります。
6月の誕生花
6月の誕生花一覧
- クレマチス(6月1日)
- オダマキ(赤)(6月2日)
- 紫陽花(6月3日)
- カスミソウ(6月4日)
- ホタルブクロ(6月5日)
- ジャーマンアイリス(6月6日)
- アマリリス(6月7日)
- ジャスミン(6月8日)
- 泰山木(6月9日)
- 松葉菊(6月10日)
- ライラック(6月11日)
- ジンジャーリリー(6月12日)
- 紅花(6月13日)
- グラジオラス(6月14日)
- 山法師(6月15日)
- 夏椿(6月16日)
- スイカズラ(6月17日)
- スモークツリー(6月18日)
- 白玉草(6月19日)
- カリブラコア(6月20日)
- 山桃(6月21日)
- 桔梗草(6月22日)
- 紫露草(6月23日)
- セントポーリア(6月24日)
- 昼顔(6月25日)
- ガザニア(6月26日)
- トケイソウ(6月27日)
- 花簪(6月28日)
- アガパンサス(6月29日)
- セージ(6月30日)