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5月9日 黒板の日

 5月9日は黒板の日。黒板の有効性をアピールし、そのPRに役立てることを目的に、全国黒板工業連盟が創立50周年を記念して、2000年7月に制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、アメリカより最初の黒板が輸入されたのがこの時期と言われていることと、(59)板」の語呂合わせから、5月9日とした。

黒板のこと

黒板の日

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 黒板は、教育現場やビジネスシーンで広く使用されている情報共有のためのツールです。その歴史は、1810年にフランスからアメリカに伝えられたことに始まり、その後、世界中で使用されるようになりました。日本における黒板の歴史は、明治時代に始まり、1872年にはアメリカからのブラックボードが初めて導入されました。

 初期の黒板は、塗板や簡易的なものでしたが、時代とともにその製造技術は進化し、現在ではホーローや焼付け塗装が主流となっています。フレームも木枠から耐久性の高いアルミの枠へと変化しました。

 黒板は、その形状によって様々なタイプがあります。平面黒板、曲面黒板、半曲面黒板、1枚スライダー黒板(昇降黒板)、2枚上下黒板、引分黒板などがあり、それぞれの使用場所や目的に応じて選ばれます。

 黒板のお手入れは、日常的な清潔保持が重要です。チョークの粉を定期的に取り除き、水拭きを行うことで、黒板の品質を長期間保つことができます。ただし、研ぎ出し黒板の場合は水拭きを避けるなど、黒板の種類に応じたお手入れが必要です。

 現代では、黒板はデジタル化の波にも影響を受けています。電子黒板などの新しい技術も登場していますが、チョークと黒板を使用した伝統的な授業やプレゼンテーションは、今なお多くの場所で重宝されています。そのシンプルさと直感的な使いやすさから、これからも黒板は教育やビジネスの現場で活躍し続けるでしょう。

 黒板が使われ出したのは16世紀のヨーロッパ。1810年にフランス人によってアメリカに伝えられ、日本には1872年にアメリカから大学南校(東京大学の前身)に持ち込まれた。

手入れの方法

  • 常に黒板消しと粉受部に付いたチョークの粉を取り除き、清潔に保って下さい。
  • 黒板面全体をきれいな黒板消しで拭いてチョークの粉を落として下さい。
  • 固く絞ったきれいな濡れ布で黒板面を水拭きして下さい。
  • 乾いたきれいで柔らかな布で黒板面の水分を拭き取って下さい。

記念日とかいろいろ