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5月9日 小分けかりんとうの日

小分けかりんとうの日

 5月9日は小分けかりんとうの日。記念日を通じてかりんとうをより多くの人に食べてもらう新潟県新潟市の三幸製菓株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、小分け(509)」という語呂合わせ、5月9日とした。

 かりんとうの包装形態はザク詰めタイプの商品が多かった中、同社では小分けタイプ(分包タイプ)のかりんとうを発売し、手軽で食べやすい商品を提供することでかりんとう市場の活性化を図ってきた。

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 かりんとうは、砂糖、小麦粉、イースト、食塩、重曹などを混ぜ合わせて棒状に成形し、植物油で揚げた後、黒砂糖や白砂糖で作った蜜を絡めて乾燥させた和菓子の一種です。この菓子の歴史は古く、その起源には複数の説がありますが、8世紀に遣唐使によって中国から伝わったとされる油揚げ菓子が発展したもの、16世紀に中国人やポルトガル人によって長崎に持ち込まれたものなどがあります。

 日本で「かりんとう」として広まったのは、天保年間に江戸深川六間堀の山口屋吉兵衛が販売を始めたことがきっかけとされています。明治時代に入ると、浅草・仲見世の店がかりんとうを販売し、その評判が広まりました。当初は駄菓子の一種でしたが、1919年(大正8年)ごろに中村屋が販売を開始して以来、最高の原材料と確かな技術で作られたかりんとうは、サクッとした歯ごたえとやわらかい口当たりが特長となり、高級菓子としても親しまれるようになりました。

 かりんとうの名称の由来には諸説ありますが、「花梨」の幹の色に似ていることから名付けられたとされています。日本の食文化の中で独特の地位を築いたかりんとうは、今も多くの人々に愛され続けている伝統的な和菓子です。

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