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2月29日の誕生石 ペリドットを含む隕石

2月29日の誕生石 ペリドットを含む隕石

 ペリドットは、マグネシウムと鉄を主成分とする鉱物オリビンの一種で、宝石として使われる時はその透明度と美しい鮮やかな緑色が評価されます。化学式は(Mg, Fe)2SiO4で、主に地殻の上部マントルから産出します。この美しい緑色は、鉄とマグネシウムの割合によって決まり、鉄分が多いほど緑色が強く、マグネシウム分が多いほど黄色が強くなります。また、ペリドットは非常に稀な形で地球に到達します。隕石の中にはペリドットの結晶が含まれているものがあり、これらのペリドットは地球外から飛来したもので、その希少性から非常に価値が高いとされています。

色や特徴

 ペリドットは、その鮮やかな緑色が特徴で、色の強さは鉄とマグネシウムの割合により変わります。鉄分が多ければ緑色が強く、マグネシウムが多ければ黄色が強くなります。隕石に含まれるペリドットはその希少性から非常に価値が高く、鉱石の中に包まれて保護され、宇宙の旅を経て地球に飛来します。この隕石の表面や内部にある欠けや亀裂にペリドットの結晶が確認されることがあります。

石言葉

 ペリドットの石言葉は「跳躍」です。これは、その爽やかな緑色が、前向きなエネルギーを象徴し、持ち主に新たなステップへの勇気と希望を与えるという意味が込められています。また、「暗黒の波動を打ち砕く石」とも称され、暗闇や困難を乗り越えて前へ進む力を象徴しています。

パワーストーンの効果

 ペリドットは、強い浄化効果を持つと言われています。特に、夫婦やパートナー間の嫉妬・妬み・裏切りを取り除き、関係を好転させる力があるとされています。これは、「幸せ」や「夫婦の愛」を象徴するパワーストーンとして、人気があります。

歴史

 ペリドットは古くから宝石として人気があり、主要産地はアメリカ・アリゾナ州やミャンマー・モゴク地方です。2008年には、インドネシアのジャワ島で隕石の中にペリドットが含まれていることが確認され、その希少性から大いに話題となりました。

伝承

 ペリドットはハワイの神話にも登場し、「女神ペレの涙」とも呼ばれています。これは、火山の女神ペレが泣いた涙がペリドットに変わったという伝説があり、その強力な浄化力と結びつけられています。

その他

 ペリドットは8月の誕生石であり、長寿や繁栄の象徴とされています。また、ペリドットを含む隕石は地球に飛来する隕石の中でも極めて稀であり、その価値は通常のペリドットとは比較にならないほど高いです。