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2月13日の誕生石 バイカラー・フルオーライト

2月13日の誕生石 バイカラー・フルオーライト

 バイカラー・フルオーライトは、特に美しい二色の組み合わせを持つフルオーライトの一種で、その名前はその特性から付けられました。主な色の組み合わせには、グリーンとレッド、ブルーとグリーンなどがあり、その中でも特に鮮やかな色調の組み合わせが好まれます。結晶は通常、立方体形状を取り、複数の色が美しく織り成す様子は、見る者に自然の驚異と美しさを強く感じさせます。

石言葉

 バイカラー・フルオーライトはの石言葉は「二面性の魅力」です。これはその多様な色彩が同じ結晶内に存在する特性から来ています。また、この石が持つとされる精神的な特性も反映しています。フルオーライトは、同時に癒しと集中力を高める効果があるとされ、これらは一見対照的な特性を持つため、「二面性の魅力」はこの石にふさわしい言葉といえます。

パワーストーンの効果

 フルオーライトは、スピリチュアルな界隈では高い評価を受けています。その理由の一つとして、この石が「天才の石」とも呼ばれ、感受性をポジティブな方向へ導き、癒しと集中力の両極を高めると言われています。また、その名前の由来でもある「流れる」特性から、周りに漂う負のオーラを流し、整えてくれるとされています。また、芸術的才能を引き出すともされ、眠っていた才能を開花させる可能性を秘めていると言われています。

歴史

 フルオーライトは古代エジプトでは彫刻やスカラベ(ペンダント)の材料として使用され、中国では彫刻の素材として300年以上の歴史があるとされています。これらの地域では早くからその美しさが認識され、様々な工芸品の材料として利用されてきました。

伝承

 また、ヒーリングアイテムとしても人気があり、魔除けとして鬼門・裏鬼門や滞りやすい部屋の場所に飾ったりされています。これらは古代の信仰と現代のスピリチュアルな思想が融合した結果であり、フルオーライトの力が人々に安心感を与え、魔除けのアイテムとしての価値を持つとされています。

語源

 フルオーライトの名前は、ラテン語の「fluere」(流れる)から来ています。これは、フルオーライトが周囲のエネルギーを流すという特性を表しています。

その他

 フルオーライトは和名で蛍石とも呼ばれます。その理由は、加熱すると発光する性質があるからです。化学式は CaF2(カルシウムフルオライト)です。ただし、フルオーライトは柔らかく、加工が難しいためジュエリーとしては稀にしか見られません。その一方で、その美しさと豊富なカラーバリエーションは観賞用として高い人気を持っています。

ウィキペディアより

 蛍石はハロゲン化鉱物の一つで、主成分はフッ化カルシウムです。色は無色から、黄色、緑色、青色、紫色、灰色、褐色など多様で、その色は内部の不純物によるものです。また、加熱すると発光し、割れると弾けることから「蛍石」と名付けられました。

 蛍石は化学材料として、製鉄の際の融剤やフッ素の貯蔵、アルミ精錬の融剤などに使われています。また、フッ素が大量に含まれているため、フッ素化合物を作る際の原料としても利用されます。

 さらに、蛍石は高性能の光学材料として、望遠鏡や写真レンズなどに使用されています。天然の蛍石から作られるレンズは色収差が小さく、広い波長域にわたって安定した光学性能を持ちます。しかし、大型レンズの製造は難しいため、人工的に蛍石結晶を製造する技術も発明されました。

 また、蛍石は紫外線の透過性に優れており、集積回路の露光に用いるステッパーの光学系にも使われています。

 世界的に広範囲で産出されていますが、アルミニウム製錬やフルオロカーボンの製造、半導体生産などによる需要の増加により、掘りやすい場所は次第に枯渇しています。そのため、フッ素の供給はリサイクルではなく新たな鉱脈の開発や既存鉱山の採掘再開に頼っています。