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~今日は何の日?~

2月10日 ふとんをクリーニングする日

 2月10日はふとんをクリーニングする日。。「レイコップ」を通じてふとんを清潔にする大切さと、ふとんをクリーニングする習慣を広めるという目的で、レイコップ・ジャパン株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(10)ん」の語呂合わせから2月10日とした。

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 ふとん、特に私たちが直接肌に触れる寝具は、日々の生活の中で汗や皮脂、ホコリなどの汚れが蓄積します。私たちが眠る間に放出する汗の量は、驚くことに平均で約200ミリリットルにも及ぶと言われており、これらの汗に含まれる塩分や皮脂成分は布団の生地や中綿に浸透し、次第に蓄積されていきます。

 多くの家庭では、シーツや枕カバーといった直接肌に触れる寝具は定期的に洗濯をするものの、実は布団自体はそのままの状態で使用され続けることが多いのです。このような状況は、布団内部に生息するダニにとって、理想的な環境を提供してしまいます。ダニは、布団に蓄積された汗の成分や皮脂を餌としており、その死骸やフンはアレルギーの原因となることがあります。

 天日干しは布団を乾燥させるための一般的な方法として知られていますが、実はダニを完全に死滅させることは難しいのです。なぜなら、ダニが死滅するには50℃以上の高温が必要であり、天日干しではその温度には到達しないからです。しかし、布団をクリーニングに出せば、高温での乾燥を施すことで、天日干しでは退治できないダニを効果的に死滅させることができます。

 さらに、クリーニングでは洗浄と高温乾燥の両方が行われるため、家庭での除菌スプレーのような一時的な対策とは異なり、布団に染み付いた汗や皮脂などの深い汚れもしっかりと落とすことができます。これにより、アレルギー物質を効果的に除去し、気持ちよく布団を使用することができるようになります。

 全体として、ふとんクリーニングは、布団の寿命を延ばし、健康的な睡眠環境を提供するための非常に重要なサービスと言えるでしょう。定期的にクリーニングを行うことで、より快適で清潔な睡眠を得ることができるのです。

ダニの豆知識

 ダニは全世界で2万種いるといわれているが、家の中に生息するダニの9割が「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」で、この2種類がアレルギーの主な原因となっている。サイズは0.5mm以下とかなり小さいが、実は肉眼でも十分確認できる。

 ダニは70℃以上で40分異常乾燥させるとほぼ全滅する。

記念日とかいろいろ