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2月23日の誕生石 ルビー

2月23日の誕生石 ルビー
ウィキペディアより

 ルビーはコランダム(鋼玉)の一種で、その特性上、赤色の結晶だけがルビーと呼ばれます。ダイアモンドに次ぐ硬さ(モース硬度9)を持つため、非常に丈夫で傷つきにくいという特徴があります。化学組成はAl2O3で、主要な産地はミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、スリランカ、タンザニア、ロシアなど多岐に渡ります。結晶系は六方晶系で、その美しい赤色は結晶内に含まれるクロムが光のエネルギーに反応して自ら発光することによるものです。

石言葉

 ルビーの石言葉は「愛の疑惑」です。この石言葉は、ルビーの激しい赤色が情熱的な愛情を象徴し、その一方で疑念や不安も生み出すという性質を表しています。ルビーがもつ強烈なエネルギーは、持つ者に感情の高まりをもたらすとされており、それは愛の喜びだけでなく、愛の疑惑にもつながるとされています。

パワーストーンの効果

 パワーストーンとしてのルビーは、その強力なエネルギーからくる強運を持つとされています。特に、論争や議論での成功、戦場での的確な決断力を持つ者をサポートすると伝えられています。また、情熱や自信、勇気を高め、エネルギーと生命力を持つ者に与えるとも言われています。

歴史

 ルビーは古代から人々に愛されてきた宝石で、その美しい赤色と高い硬度から特別な地位を持っていました。また、7月の誕生石としても知られています。価値が高くなるほど赤味が強いとされ、最高級のルビーは「ピジョンブラッド」と呼ばれる濃い赤色を持っています。

伝承

 ルビーはその強い赤色から、力と情熱、勇気を象徴する石とされてきました。古くは、ガーネットやスピネルなどと共に赤い宝石の総称としても使われていました。また、その美しい色彩と高い硬度から、古代の王や戦士たちはルビーを身につけて戦闘の勝利を祈ったとも伝えられています。

語源

 ルビーの名前はラテン語の「ruber(赤)」から来ており、その名の通り、鮮やかな赤色を象徴しています。

その他

 ルビーはその美しい色と硬度から、宝石としてだけでなく工業的な用途にも使われています。たとえば、一部の時計の機械部品やレーザーの生成に利用されています。また、ルビーはその強い色と鮮烈な輝きから、様々な言語で「赤」を意味する言葉と関連付けられています。

ウィキペディアより

 ルビーは、化学式Al2O3(酸化アルミニウム)をもつ鉱物で、コランダムの一種です。ダイヤモンドに次ぐ硬さをもち、鮮やかな赤色が特徴です。産出地は主にアジアで、特にミャンマーからは最高級のルビー「ピジョン・ブラッド」が得られます。ルビーは岩石の中に存在し、時間とともに流れ出て河川などで見つかることが多いです。

 ルビーの色は不純物(金属イオン)の種類と量により変化します。クロムが1%混入するとルビーは赤色になります。しかし、クロムの含有量が増えすぎるとルビーの色は黒ずんでしまい、価値が下がります。クロムが0.1%しか混じっていない薄い赤色のものは「ピンクサファイア」と呼ばれます。

 ルビーの赤色成分は、光を吸収し再放出する性質により、緑色光源下でも赤く見えます。また、ルビーの高い硬度と抗切削性(磨耗しにくい性質)から、レコード針や腕時計などの精密機械に利用されます。

 ルビーの歴史は古代にまで遡ります。古代ギリシャやローマで使われていたとされ、ルビーがサファイアと同じ成分であることが確認されたのは1783年です。そして、1902年にはフランスの化学者によりルビーの人工合成法が開発されました。