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12月9日 マウスの誕生日

マウスの誕生日
ウィキペディアより

 12月9日はマウスの誕生日。1968年12月9日、ダグラス・エンゲルバート氏によってマウスやウインドウ、ハイパーテキストなど、PCやインターネットの歴史の出発点ともなるデモンストレーション(「The Demo」)が行われた。中でもマウスはそれまで専門家しか操作できなかったコンピュータを誰もが操作できるようになる画期的なもので、その後のIT文化の基盤ともなっていることから、デモンストレーションから50周年になることを祝うと同時に、ITの過去・現在・未来について考える日としてもらおうと、「IT25・50」シンポジウム実行委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「The Demo」が行われた日(1968年12月9日)から、12月9日とした。

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 コンピュータマウスは、ユーザーが画面上のオブジェクトを操作するためのポインティングデバイスであり、コンピュータと人間のインタラクションを劇的に変革しました。マウスの登場によって、コンピュータの操作が直感的で理解しやすくなり、一般ユーザーでも容易にコンピュータを使用できるようになりました。

 マウスの原型は1963年にスタンフォード研究所のダグラス・エンゲルバートによって発明されました。エンゲルバートは、情報を効率的に操作する新しい方法として、木製のケースに輪を取り付けたこのデバイスを開発しました。このマウスは、ユーザーが物理的にデバイスを動かすことで、画面上でポインターを制御することができました。

 その後、マウスは1970年代にXerox PARC(パロアルト研究所)で改良され、商業的に利用可能な形で広く普及し始めました。特に1984年のApple Macintoshの発売は、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)とマウスの組み合わせを一般消費者に紹介した重要な出来事でした。

 マウスの技術は、初期の機械式から光学式、そして最新のレーザー式へと進化してきました。機械式マウスは物理的なボールを使用して動きを検出していましたが、光学式マウスはLEDやレーザー光を使用してより正確でスムーズなポインティングを実現しています。

 現代では、マウスは個人用コンピュータだけでなく、様々なデジタルデバイスで広く使われており、多様な形状、サイズ、機能を持つ製品が市場に出回っています。また、エルゴノミクスに基づいた設計が施されたマウスも登場し、長時間の使用でもユーザーの快適さを保つようになっています。

 このように、マウスはIT文化の基盤を築き、現代のテクノロジー社会において依然として重要な役割を担っています。その直感的な操作性が、多くの人々にとってデジタルテクノロジーへのアクセスを容易にしています。

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