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8月10日 パトレイバーの日

 8月10日はパトレイバーの日。「機動警察パトレイバー」が2018年に30周年を迎えることを記念し、多くのファンに感謝の気持ちを伝えるとともに、定期的にイベントを行い「機動警察パトレイバー」の象徴的な日としていこうと、権利者である株式会社HEADGEARが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、パト(810)レイバー」の語呂合わせから、8月10日とした。

パトレイバー

 1988年を基点とした10年後からの数年間の近未来の東京を中心とした地域を舞台とした漫画・アニメ・小説などのメディアミックス作品。当時としては珍しいメディアミックスを展開した先駆的作品であり、現在もなお関連作品・グッズが数多くリリースされ続けている。

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 『機動警察パトレイバー』は、ヘッドギアというクリエイティブチームによって原作された日本のメディアミックスプロジェクトです。このシリーズは、1988年に始まり、ロボット技術を応用した歩行式作業機械「レイバー」が日常的に使用される近未来の東京を舞台に展開されます。特に、警視庁特殊車両二課(通称「特車二課」)の隊員たちが、レイバーを使用して犯罪や事故に対処する様子を描いています。

 このシリーズは、OVA、テレビアニメ、漫画、小説、そして実写映画に至るまで、多岐にわたるメディアで展開されており、日本のサブカルチャーにおいて重要な位置を占めています。バンダイビジュアル(現・バンダイナムコアーツ)によりビデオソフトもリリースされており、ファンには貴重なコレクションとされています。

 作品の舞台となる1998年の東京では、レイバーが建設作業や公共事業に欠かせない存在として描かれており、レイバーに関連する犯罪や事故が日常的に発生しています。これに対処するために設立された特車二課は、独自のレイバーを操ることに長けた警察官たちで構成されており、彼らの活躍を通じて、技術の進歩が人間社会にもたらす影響がテーマとして掘り下げられています。

 『パトレイバー』は、ただのロボットアニメとしてだけではなく、労働問題、環境問題、そして技術の倫理など、社会的なテーマにも光を当てることで知られています。それぞれのキャラクターが持つ背景や人間ドラマも深く、視聴者に対して強い印象を与える要素が多く含まれています。

 また、現代においてもその関連作品やグッズがリリースされ続けており、新旧のファンに支持されています。特に実写映画版『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』は新たなファン層を開拓し、シリーズの持つ可能性を広げることに成功しています。

 『機動警察パトレイバー』は、ロボットアニメの枠を超えて多くの人々に影響を与える作品であり、その魅力は今後も多くの人々に語り継がれることでしょう。

記念日とかいろいろ