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5月11日の誕生石　レース・アゲート

レース・アゲートは、その名前の通り、編み物のレースのような細やかで繊細な模様が特徴のアゲートで、特にブルーレースアゲートが有名です。アゲートはカルセドニーの一種であり、透明から半透明のもので、他の変種に当てはまらないものを指します。その模様や色合いは豊富で、多種多様なアゲートが存在します。

色や特徴

　レース・アゲートは、通常、青みがかった色調を示し、独特のレース模様が見られます。透明から半透明の石であり、中には水色と白色の色調が混ざり合ったものもあります。これらの色調は神経の高ぶりを抑え、冷静さを取り戻させるパワーを持つとも言われています。

石言葉

　レース・アゲートの石言葉は「育む愛」と「勇気」です。「育む愛」はその優しい印象から連想され、愛情を育む力を象徴しています。「勇気」はその硬度から連想されるもので、困難に立ち向かう勇気を持つことを象徴しています。

パワーストーンの効果

　パワーストーンとしてのレース・アゲートは、心を静め、安らぎを与え、危険を回避する能力を高めると伝えられています。また、集中力をアップさせるので、受験勉強やビジネスにおける集中力を必要とする場面でのサポートとしても使われます。また、友情と清らかな愛情の石でもあり、身につけることで、相互の気持ちが通じ合い、信頼感を高めることができます。

歴史

　アゲートは古代から現在まで広く利用されてきた鉱物で、その名前はシチリア島のアカーテス川にちなんでいます。日本では極楽浄土が七つの宝石で飾られている七宝の一つとされ、仏典にも出てくる歴史性のある宝石です。レース・アゲートも同様に長い歴史を持つと考えられています。

伝承

　レース・アゲートは古代から保護の石とされ、危険から身を守る力を持つと信じられてきました。その美しいレース模様から、繊細さと強さを同時に象徴する石ともされています。

その他

　レース・アゲートは日本では「瑪瑙（メノウ）」とも呼ばれます。その化学組成式はSiO₂で、主成分は二酸化ケイ素です。その他の成分は内包鉱物によります。結晶系は六方晶系（潜晶系）で、モース硬度は2.5-2.6です。