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5月30日の誕生石 ツァボライト

5月30日の誕生石 ツァボライト

 ツァボライトは、ガーネットの一種で、特に透明度が高く、鮮やかな緑色を持つものを指します。その色合いは、エメラルドのグリーンに比べ、クリアで透明感があり、爽やかな印象を与えます。この美しい緑色は、特にケニアとタンザニアで採掘されるものに限定され、その希少性から非常に価値が高く、ガーネットの中でも高額な部類に入ります。その他の色彩を持つガーネットとしては、デマントイドガーネットが存在しますが、グリーン系のガーネットはこれら二つだけで、特にツァボライトはその透明感と美しい色合いから多くの宝石愛好家に愛されています。化学式はCa3Al2(SiO4)3で、モース硬度は7.0~7.5と、宝石としての耐久性も高いです。

石言葉

 ツァボライトの石言葉は「lucky for goal」で、これは「目標に向かって幸運を」という意味です。この石言葉は、その持つパワーが目標達成への道筋を照らし、成功に導く力があることを表しています。また、そのクリアなグリーン色は新たな生命や希望を象徴し、達成したい目標に向かって前進する勇気と活力を持ち主に与えます。更に、その持つ透明感は心をクリアにし、混乱や迷いを取り除く効果もあるとされています。

パワーストーンの効果

 ツァボライトは、その強力なヒーリング効果で、不安や恐怖心といったマイナスエネルギーをプラスのエネルギーに変換し、持ち主に安定感と行動力を与えるとされています。また、ツァボライトは、生命力を高め、持ち主の努力を結果に結びつける力があり、優しく調和してくれる要素も加わるとされています。そのエネルギーは肉体と精神のバランスを保ち、体全体に活力を与えます。

歴史

 ツァボライトが初めて発見されたのは1969年で、その後1974年にティファニー社によってツァボライトと命名され、市場に流通しました。命名の由来は、その発見地であるアフリカ・ケニアの「ツァボ国立公園」からきています。その鮮やかな色と希少性から、すぐにガーネットの中でも上位の地位を確立し、世界中の宝石愛好家から愛されるようになりました。

伝承

 古来よりガーネットは、持ち主に力と勇気を与え、困難を乗り越える力を与えるとされ、ツァボライトもその伝承を受け継いでいます。その美しさと希少性から、護符として身につけることで運命を切り開く力があると信じられ、多くの人々によって守り石として持たれてきました。

その他

 ツァボライトは、別名グリーン・グロシュラライト・ガーネットとも呼ばれています。その美しい色合いと希少性、ヒーリング効果の強さから、現代社会においても非常に価値の高い宝石とされています。また、その組成の複雑さから、未だに新種のガーネットが発見される可能性があると考えられています。

ウィキペディアより

 ツァボライト(英語:Tsavorite)またはグリーンガーネットは、灰礬柘榴石の一種で、化学式はCa2Al(SiO4)3です。緑色はバナジウムとクロムの痕跡量により生じます。

 この石は1967年、英国の地質学者キャンベル・R・ブリッジズがタンザニアで発見しました。彼はこの強い色と透明度のある鉱物を見つけ、鉱物の専門家の間で注目を浴びました。しかし、タンザニア政府はこの石の輸出を許可しませんでした。そのため、ブリッジズは隣国のケニアで探鉱を開始し、1971年にはケニアで鉱床を発見、採掘許可を得ることに成功しました。

 ツァボライトの名前は広く知られるようになったのは、1974年にティファニー&Co.が販売キャンペーンを開始してからです。この名前はティファニー&Co.の社長、ヘンリー・プラットがケニアのツァボ・イースト国立公園にちなんで名付けました。

 ツァボライトは、ケニアとタンザニアの他、マダガスカルやパキスタン、南極のドロンニング・モード・ランドでも見つかっています。それぞれの場所で見つかるツァボライトは、カラット(1カラット = 200 mg)単位で評価され、特に大きなものが珍重されます。

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