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5月28日の誕生石　ホワイト・カルセドニー

　ホワイトカルセドニーは、カルセドニーの変種で白一色のものを指します。和名では白玉髄とも呼ばれ、その純白さが特徴的です。結晶が非常に細かく、その集合体からなるため、通常は半透明または透明度が低く、結晶面は見られません。その化学式はSiO2となります。白玉髄の名前の通り、全体が白色で、石鹸のように滑らかな質感が特徴的です。

石言葉

　ホワイトカルセドニーの石言葉は「エレガント」です。この言葉は、ホワイトカルセドニーが持つ清潔感と純粋さ、そしてその滑らかで洗練された質感から来ています。持ち主には、品格と優雅さを象徴し、内面の美しさを引き立てる力があると言われています。この「エレガント」の石言葉は、ホワイトカルセドニーがもたらす穏やかで柔らかなエネルギーを表しています。

パワーストーンの効果

　ホワイトカルセドニーは、その持ち主に穏やかな心と寛容さを与えると言われています。これは、隣人愛や優しさに満ちた態度で接することを促し、平和な気持ちに導くパワーがあるからです。また、体内に十分な栄養を行き渡らせる効果も伝えられており、持ち主の健康をサポートします。その清らかな白色は、心の中を浄化し、バランスを整える力を秘めています。

歴史

　カルセドニーは古代ローマ時代に既に知られており、レウカカテースと呼ばれ、月の女神ディアネに捧げられる神聖な石とされていました。ホワイトカルセドニーもその一種であり、古代からその白色が神聖視され、多くの文化で重要な役割を果たしてきました。その美しい白色と独特の質感から、装飾品やアミュレットとしても利用されてきました。

伝承

　古代からホワイトカルセドニーは、心を落ち着け、混乱や不安を取り除く力があるとされてきました。特に古代ローマでは、月の女神ディアネに捧げられる石として、その清潔で純粋なエネルギーが女神の象徴とされました。その後もその伝承は続き、現在でもその白色が清らかさと純粋さを象徴し、保護と平和をもたらすと信じられています。

その他

　ホワイトカルセドニーの名前は、ギリシャの町「カルセドン」からきています。この名前は、「白玉髄」の名前と共に、その純粋な白色を象徴しています。また、「ホワイトオニキス」という名前でも知られていますが、正式な名称は「ホワイトカルセドニー」です。また、「アゲート」や「ジャスパー」も「カルセドニー」の一種で、特に赤色のカルセドニーは「カーネリアン」、緑色のものは「クリソプレーズ」と呼ばれます。