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5月14日の誕生石 ブルーグリーン・ジルコン

5月14日の誕生石 ブルーグリーン・ジルコン

 ブルーグリーン・ジルコンは、その名の通り、青緑色をしたジルコンであり、自然界に存在する素晴らしい宝石の一つです。ジルコン自体は無色透明ながら、その中に含まれる微量の元素によって様々な色調を持つことができます。このブルーグリーン・ジルコンは、その中でも特に美しい青緑色が特徴で、その色の鮮やかさから高い評価を受けています。

色や特徴

 ブルーグリーン・ジルコンの色は、深い海のような青と緑が混ざり合った独特の色調を持っています。また、ジルコンは強烈な屈折率の高さが特徴であり、この高い屈折率により光を強く反射し、稜線が二重に見える「ダブリング」現象が観察できます。モース硬度は7.5と比較的高く、ジルコンの化学式はZrSiO4であり、結晶系は正方晶系です。

語源

 ジルコンの名前は、アラビア語で「zarqun」(朱色)やペルシャ語の「zar」(金色)に由来します。これらの色は、ジルコンが持つことのできる色の範囲を示しており、ブルーグリーン・ジルコンはその中でも特別な存在となっています。

石言葉

 ジルコンの石言葉は「去りゆく苦しみ」です。これは、ジルコンが持つとされるパワーから来ており、苦しみや困難を乗り越え、その後に訪れる平穏や安らぎを象徴しています。また、この石は持つ人の内面的な美しさや柔らかさを引き立て、その人自身が自己の美しさを認識する手助けをするとも言われています。

パワーストーンの効果

 ジルコンのパワーストーンとしての効果は、心と体のバランスを保つこと、そして安定させる力を持つとされています。その持つ人やその周りの人々に対して、穏やかなエネルギーを放ち、その人が持つ美しさや柔らかさを引き出すことで、自己認識や自己理解を深める手助けをするとも言われています。

歴史

 ジルコンは古くから知られており、特に18世紀頃にはスリランカで発見されました。その美しさと高い屈折率からダイヤモンドの類似品として珍重され、品質の低いダイヤモンドとも呼ばれていました。しかし、その独特の色調や美しさから独立した宝石としての価値を持つようになり、現在では多くの人々に愛されています。

伝承

 ジルコンは、特にアジアの地域で古くから重宝されてきました。その美しい色彩と、強力なエネルギーを持つとされることから、精神的な癒しや平穏をもたらす宝石とされてきました。特に、持つ人に自己認識や自己理解を促すというパワーが認識されています。

その他

 ジルコンの和名は「風信子石(ふうしんしせき)」と言います。また、ジルコンと似た名前を持つ「キュービック・ジルコニア」は、全く別の宝石であり、人工的に作られたものです。そのため、ジルコンと混同しないよう注意が必要です。

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