カレンダーをめくってみれば
～今日は何の日？～

5月17日の誕生石　パープル・サファイア

　パープル・サファイアは、紫色のコランダムの一種であり、美しい紫色の色合いが特徴です。その色は、淡い紫から深い紫まで様々で、色の深さによりその魅力はさらに増します。ロマンチックさの中にクールな趣を漂わせるこの宝石は、その耐久性と美しさから非常に価値があるとされています。

石言葉

　パープル・サファイアの石言葉は、「初恋の思い出」です。この言葉は、その色が持つロマンチックさとクールさから来ていると考えられます。初恋の思い出は、誰もが持つ心の中で最も甘酸っぱく、純粋な思い出の一つでしょう。それは、まだ世界が新鮮で全てが可能性に満ち溢れていた時期の記憶であり、それ自体が一つの宝石のようです。パープル・サファイアは、その初恋の思い出の甘酸っぱさと新鮮さ、そしてそれに絡むある種の冷静さを象徴しているのかもしれません。

パワーストーンの効果

　パープル・サファイアは、愛の深まりを象徴する石として知られています。恋人同士で身につけると、行き違いをなくし、ケンカを防ぎ、愛を深める効果があるとされています。また、貞節な愛を象徴し、恋人にプレゼントすると浮気防止に効果を発揮するとも伝えられています。これらのパワーストーンの効果は、その石言葉「初恋の思い出」にも反映されています。

歴史

　サファイアは古代から非常に価値のある宝石とされてきました。特に中世ヨーロッパでは神の祝福を受けた石とされ、その美しさと硬度から王族や貴族に愛されてきました。紫色のサファイア、すなわちパープル・サファイアはその中でも特に魅力的とされ、その深い色合いは神秘性とロマンチックさを引き立ててきました。

伝承

　サファイアは霊魂を鎮め、憎悪の感情を和らげ、持ち主を邪悪なものから守る力があると伝えられています。この伝承はパープル・サファイアにも引き継がれており、その美しい色と共に持ち主に安寧をもたらすとされています。

その他

　サファイアの化学組成はAl₂O₃で、結晶系は六方晶系です。硬度は9で、これはダイアモンドに次ぐ硬さです。そのため、サファイアは熱や薬品にも強く、耐久性があります。主要産地はミャンマー、アメリカ、タイ、スリランカ、オーストラリアなどです。また、コランダムは和名で鋼玉とも呼ばれます。