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5月5日の誕生石 レッド・コーラル(赤珊瑚)

5月5日の誕生石 レッド・コーラル(赤珊瑚)

 赤珊瑚(レッド・コーラル)は、深海に生息するサンゴ類の一つで、その美しい赤色が特徴的です。生物学的には刺胞動物門花虫綱に属する種類の一つで、硬い骨格を形成します。その骨格の成分は炭酸カルシウムで、珊瑚はサンゴ虫が死ぬと樹枝だけが残り、その樹枝が宝石として利用されます。主な産地は日本近海、特に土佐湾の水深100~300m程度の海底です。

石言葉

 赤珊瑚の石言葉は「幼な心」、「保護」、「生命力」、「情熱」などとされています。「幼な心」は、その赤い色が子供のような無垢な心を表現しています。この石を身につけることで、純粋な心を保ちつつ、自分自身を成長させる力を得ることができるとされています。「保護」は、古代から珊瑚が身体を守るための護符とされてきた歴史から来ています。「生命力」は、生物の一種である珊瑚が育つ海の生命力を象徴しています。「情熱」は、その鮮やかな赤色が持ち主に情熱的なエネルギーをもたらすことを表現しています。

パワーストーンの効果

 赤珊瑚は、持ち主にエネルギーを高め、心のバランスを保つとされるパワーストーンです。その鮮やかな赤色は活力と情熱を象徴し、肉体的なエネルギーを増強します。また、赤珊瑚は愛情と慈悲の象徴とされ、人間関係をスムーズにし、感情的なバランスを保つのに役立つと信じられています。健康面では、身体を強くし、免疫力を高めるともされています。

歴史

 赤珊瑚は古代から宝石や装飾品として用いられてきました。特に、その鮮やかな赤色は、子どものお守りとなるビーズのネックレスや護符として利用されてきました。また、赤珊瑚は出産や結婚の祝いにも用いられ、人生の重要な節目であるこれらのイベントに対する喜びや豊かさを表現する石とされています。

伝承

 赤珊瑚は古代から保護の象徴とされ、邪悪な力から保護する力があると信じられてきました。特に、子どもを悪霊や病気から守るためのお守りとして、また、航海者が海の危険から身を守るための護符として、赤珊瑚は広く利用されてきました。その強力な保護力から、「海の宝石」や「海の保護神」とも称されています。

その他

 和名では「赤サンゴ」とも呼ばれています。化学式はCaCO3(炭酸カルシウム)。また、サンゴの骨格はかつて粉末にして子供や妊産婦への整腸剤として用いられたこともあります。その独特の特性と美しさから、宝石学や生物学の研究の対象ともなっています。

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