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5月15日の誕生石　レッド・ジェダイト（赤色翡翠）

　レッド・ジェダイトは、その名の通り、赤色が特徴のヒスイ輝石（翡翠）です。美しい赤色は、クロムや鉄の存在により生じ、炎のような色彩が魅力的な宝石です。その鮮やかさと希少性から、宝石愛好家やコレクターに人気があります。ジェダイト自体のモース硬度は6.5～7であり、結晶系は単斜晶系、化学式はNaAlSi2O6です。比重は3.25～3.40となります。

石言葉

　レッド・ジェダイトの石言葉は「決断力」です。これは、持つ人に対して力強いエネルギーを与え、困難な状況下でも正しい選択をする力を引き出すことから来ています。また、この石はその持つ人の情熱を高め、前向きな行動力を促します。赤色はエネルギーと活力の象徴であり、レッド・ジェダイトはこれらの特性を強く反映しています。

パワーストーンの効果

　レッド・ジェダイトのパワーストーンとしての効果は、持つ人に対して力強いエネルギーを与え、自信と決断力を養うことです。この石は、情熱的で目的志向のあるエネルギーを持つとされており、新しいプロジェクトを始めるときや、大きな決断を下さなければならないときなどに持つと良いとされています。また、この石は持つ人の感情を鎮め、冷静な判断力をもたらすとも言われています。

歴史

　ジェダイトは古代から多くの文化で価値を認められてきましたが、特に中国では高く評価され、美しさと品質から皇族や高官に愛されてきました。レッド・ジェダイトについての記録はあまり多くありませんが、その希少性と美しさから古くから珍重されてきたと考えられます。

伝承

　ジェダイトは古代から多くの国でお守りとして使われてきました。その強い靱性から、災難から身を守る力があるとされています。また、中国の西太后が愛したとされるこの石は、沈着さと忍耐力を養うとも伝えられています。レッド・ジェダイトについての特定の伝承はあまり知られていませんが、その独特な色から、情熱や行動力を象徴する石として解釈されてきたと考えられます。

その他

　ジェダイトは、「硬玉（こうぎょく）」とも呼ばれています。その一部を成すレッド・ジェダイトは、その美しい赤色から「燃える翡翠」とも評されます。なお、ジェダイトは「ジェイド」と呼ばれる2つの鉱物種のうちの一つで、もう一つは「ネフライト」と呼ばれます。

語源

　ジェダイト（ヒスイ）は、その名がスペイン語で「腹痛の石」を意味する「Piedra de Ijada」から来ているとされています。これは、ジェダイトを脇腹に当てれば腎臓の痛みを和らげると考えられていたからです。