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5月6日の誕生石 アイドクレース

5月6日の誕生石 アイドクレース

 アイドクレースは、正方晶系の鉱物で、黄色味を帯びた美しい緑色を持つ宝石です。その色合いは緑色のひすいに酷似していますが、アイドクレースには時折黒色斑点結晶が点在します。また、ひすいとの区別は、ひすいがペンライトで繊維状の組織模様が見えるのに対し、アイドクレースにはそのような模様が見られない点です。硬度は6.5で、その美しい緑色は山型カットにすると一層引き立ちます。

石言葉

 アイドクレースの石言葉は「約束」や「二人の愛」などがあります。「約束」は、その石が長い時間をかけて形成され、地球の歴史を刻んでいることから、約束を果たす決意と時間を重ねることの大切さを象徴しています。「二人の愛」は、この石が一貫して同じ色を保ち続けることから、二人が一緒にいることの喜びと、その愛が変わらないことを象徴しています。

パワーストーンの効果

 アイドクレースは愛を表す宝石とされており、持つ者に暖かい気持ちをもたらし、接する人々との関係を円滑にします。不必要な縁を遠ざけ、大切な人々との絆を強くすると言われています。また、アイドクレースの緑色は生命力や再生の象徴でもあり、新たなスタートを切る際や大きな変化に対処する助けとなります。

歴史

 アイドクレースは1795年にイタリアのベスビオ火山で初めて発見されました。そのため、その別名である「ベスビアナイト」は、この火山の名前に由来します。また、この石は塊状で白い斑点が見られるものが「カリフォルナイト」、黄褐色のものが「クサンサイト」、青色のものが「シプリン」等と呼ばれ、多種多様な色のバリエーションが存在します。

伝承

 アイドクレースは古代からその美しい色と独特な特性を持つことから、各地でさまざまな伝説や信仰の対象となってきました。また、その強い保護力から、「愛の守護石」や「永遠の約束の石」とも称されています。

その他

 化学式は(Ca,Na)2(Al,Mg,Fe)3(Si,Al)3O12で、これはアイドクレースが含有する化学元素とその比率を示しています。なお、和名は特にありませんが、「ベスビアナイト」という名前が一般的に使われています。

ウィキペディアより

 ヴェスビアナイト(別名:アイドクレース)は、緑、茶、黄色、または青のケイ酸塩鉱物です。ヴェスビアナイトは、接触変成を受けたスカルン鉱床や石灰岩に四方晶系の結晶として存在します。その名前は、初めてこの鉱物が発見されたヴェスビウス火山に由来します。美しい結晶は時々宝石としてカットされます。特に美しい結晶が見つかった場所には、ヴェスビウス火山やトリノ近郊のアラ谷があります。

 ヴェスビアナイトの比重は3.4、モース硬度は6.5です。1795年にAbraham Gottlob Wernerによって"vesuvianite"という名前が付けられ、これはヴェスビウス火山で美しい結晶が見つかることに由来します。1796年にRené Just Haüyによって提唱された"Idocrase"という名前も、現在では一般的に使用されています。

 天空色の変種である「シプリン」はニュージャージー州フランクリンなどで報告されており、この青色は複雑なカルシウムアルミニウムソロシリケートに含まれる銅の不純物によるものです。「カリフォルナイト」は、ヴェスビアナイトを思わせる翡翠のようなものに時々使われる名前で、「カリフォルニア翡翠」、「アメリカ翡翠」、「ヴェスビアナイト翡翠」とも呼ばれます。また、「ザンサイト」はマンガンが豊富な変種で、「ウィルアイト」はシベリアのウィルイ地域からの光学的に正の変種です。「アイドクレース」は古い別名で、特に宝石品質のヴェスビアナイトを指すことがあります。

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