5月1日の誕生石 アマゾナイト
アマゾナイトは、化学式KAlSi3O8で示される微斜長石の一種で、青緑色の鮮やかな色合いを持ちます。光を通すとガラスのように輝くこの美しい鉱物は、鉱物学的には三斜晶系に属し、その硬度は6、比重は2.6とされています。また、劈開性が特徴的で、石が二方向に完全に劈開する性質を持っています。
石言葉
アマゾナイトの石言葉は「気晴らし」、「時機到来」とされています。これらの言葉は、心地よく時間を過ごすことでストレスを軽減し、自己の精神的、身体的な強化を図るための石という意味を持っています。また、「時機到来」の石言葉は、チャンスや新たな可能性に目を向ける勇気を与え、そのタイミングを逃さないための石ともされています。
パワーストーンの効果
パワーストーンとしてのアマゾナイトは、その所有者に思考力や想像力の増強をもたらすとされています。特に、心の安定と自己実現をサポートし、激しい感情や不安、悲しみを静める効果があるとされています。その結果、バランス感覚を取り戻し、自分自身を理解し、行動に移す力を高めると言われています。
歴史
アマゾナイトは、アマゾン川で初めて発見されたとされ、その名前の由来となっています。しかしながら、この石がアマゾン川流域(特にブラジルを除く)で産出することは実際にはありません。さらに一説には、南アメリカのリオ・ネグロ川流域に存在したとされる女性だけの国、「アマゾン」に由来し、その名を「アマゾン・ストーン」とし、ネイティブアメリカンによってその名が広められたとも言われています。
その他
アマゾナイトは、日本では「天河石」とも呼ばれています。これは、アマゾン川の当て字とされています。また、アマゾナイトは男性的な力強いエネルギーを感じさせる青の色合いから、「希望の石」、「行動の石」とも言われています。そして、この石は迷いを取り払い、自分が進むべき道を示し、未来への希望をもたらすとされています。また、その美しい緑から青緑色の明るいボディカラーに、微光効果を持つことから、アマゾン・ジェードとも呼ばれます。
ウィキペディアより
アマゾナイトは、マイクロクラインというカリウム長石の一種で、緑色の鉱物です。化学式はKAlSi3O8で、これは正長石と多形を成します。
この名前は、アマゾン川から名付けられました。かつてこの川から緑色の石が採取されていたからですが、それらの石がアマゾナイトだったかどうかは不明です。アマゾナイトは3千年以上前からジュエリーとして使われてきましたが、古代や中世の文献には記述されていません。18世紀に初めて独自の鉱物として説明されました。
アマゾナイトの発生は限られており、過去にはエジプトの東部砂漠やロシアのイルメン山脈で採取されていました。アマゾナイトの色については長い間不明でしたが、1985年の研究では鉛と水が原因とされ、その後の研究では鉛、ルビジウム、タリウムの含有量の増加や二価の鉄の役割も示唆されました。
しかし、2021年のドイツの研究では、アマゾナイトから酸性溶液に漏れ出る鉛の量がEUの標準を5倍も超えていることが判明しました。これは、子供がアマゾナイトを誤って飲み込んだ場合や、鉱物を油や飲み水に入れて何日も置くようなウェルネス習慣にも適用される可能性があります。
5月の誕生石
5月の誕生石一覧
- アマゾナイト(5月1日)
- イエロー・ベリル原石(5月2日)
- グリーン・ジルコン(5月3日)
- ペリドット原石(5月4日)
- レッド・コーラル(赤珊瑚)(5月5日)
- アイドクレース(5月6日)
- ホワイト・ゴールド(5月7日)
- エメラルド・キャッツアイ(5月8日)
- ブラックパール(黒真珠)(5月9日)
- トルコ石原石(5月10日)
- レース・アゲート(5月11日)
- カコクセナイト(5月12日)
- アイボリー(象牙)(5月13日)
- ブルーグリーン・ジルコン(5月14日)
- レッド・ジェダイト(赤色翡翠)(5月15日)
- モルダバイトのカメオ(5月16日)
- パープル・サファイア(5月17日)
- ゴシェナイト(5月18日)
- ラピス・ラズリ原石(5月19日)
- グリーン・ゴールド(5月20日)
- ツイン・パール(5月21日)
- デンドリテック・クォーツ(5月22日)
- レインボー・ガーネット原石(5月23日)
- ホワイト・ムーンストーン(5月24日)
- ブルー・アンバー(5月25日)
- 銅(5月26日)
- グリーン・トルマリン(5月27日)
- ホワイト・カルセドニー(5月28日)
- グリーン・グロシュラライト・ガーネット(5月29日)
- ツァボライト(5月30日)
- スモーキー・クォーツ原石(5月31日)