10月21日の誕生石 トルマリン原石
トルマリン原石は、その鮮やかな色彩と特異な結晶形状から、高い評価を受けている鉱石です。この宝石は、ピンク、青、黄色、茶色、黒色など、非常に幅広い色の範囲を持つことで知られており、その多様性からシンハラ語で「多くの色を持つ」という意味の「turmali」という名前が付けられました。トルマリンの原石は、六角形の柱状結晶として産出し、その周囲には条線という細い真っ直ぐなスジが通っていることが特徴的です。これにより、他の宝石結晶と区別することが可能となります。
石言葉
トルマリンの石言葉は「パワーの充電」で、その名の通り、パワーを引き出し、エネルギーを注入するとされています。この石は、日々の生活で疲れた心身をリフレッシュする効果があり、疲労が溜まっている時でも、トルマリンのパワーを借りてリセットすることができるとされています。さらに、失恋後や不安な時、対人関係を改善したいときにも、トルマリンの力は有効と言われています。
パワーストーンの効果
トルマリンのパワーストーンとしての効果は多岐にわたり、色によってその効果が変わるとされています。青色のトルマリンは愛情や慈悲、正義感を育み、黒色のトルマリンは発想の転換をもたらします。また、茶色のトルマリンは優柔不断な考えを改善し、目的意識を持たせると言われています。全体的に、トルマリンは持ち主に静けさと落ち着きを与え、深く考える力を養います。さらに、美容に対する効果もあり、お風呂に入れることで肌が美しくなるとも言われています。
歴史
トルマリンは長い歴史を持つ宝石で、古代から装飾品や宝石として用いられてきました。その鮮やかな色彩と多様性から、さまざまな文化で愛され、特にアジアでは重要な位置を占めてきました。中国の最後の皇帝、プワイは特にトルマリンを愛し、彼の墓には数千ものトルマリンの宝石が敷き詰められていました。
伝承
トルマリンは古代から人々の生活に深く結びついており、多くの伝承が存在します。中でも、トルマリンが虹を通って地上に来たという話はよく知られています。これは、トルマリンが多種多様な色を持つことから生まれた伝説で、この石を見ると虹の美しさを思い出すと言われています。
その他
トルマリンの化学式は(Na,Ca)(Li,Mg,Al)(Al,Mg)6B3Si6(O,OH)31となり、リチウムを含む複雑なケイ酸塩鉱物であると分類されます。和名では「電気石」とも呼ばれ、この名前は、加熱または圧力をかけると電気を帯びる特性から来ています。トルマリンはモース硬度が7-7.5と比較的硬く、ジュエリーや装飾品として使用するには適しています。
10月の誕生石
10月の誕生石一覧
- パーティー・カラード・トルマリン(10月1日)
- クォーツ(10月2日)
- マクル(ダイヤモンド原石)(10月3日)
- ファイアー・アゲート原石(10月4日)
- キャッツアイ石(10月5日)
- クリソプレーズ(10月6日)
- ロードナイト(10月7日)
- ブルー・カルセドニー(10月8日)
- ブルー・オニキス(10月9日)
- トルマリン・キャッツアイ(10月10日)
- ロードライト・ガーネット(10月11日)
- ピンク・サファイア(10月12日)
- ヘマタイト(10月13日)
- トラピッチェ・エメラルド(10月14日)
- グリーン・アベンチュリン・クォーツ(10月15日)
- めのう(10月16日)
- ゴールド・コイン(10月17日)
- ブルー・アゲート(10月18日)
- スカラベの彫刻(10月19日)
- トルコ石(ビーズ)(10月20日)
- トルマリン原石(10月21日)
- 八面体結晶のダイヤモンド(10月22日)
- ウォーターリリー・リーフ・インクルージョン内包ペリドット(10月23日)
- インディゴライト(10月24日)
- レッド・スピネル(10月25日)
- タイガーアイ・クォーツ(10月26日)
- ラピス・ラズリ(10月27日)
- ヘキサゴナルを示すサファイア(10月28日)
- 蜘蛛の巣トルコ石(10月29日)
- ピンファイアー・オパール(10月30日)
- ホークスアイ・クォーツ(ファルコンズアイ・クォーツ)(10月31日)