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10月21日の誕生石 トルマリン原石

10月21日の誕生石 トルマリン原石
ウィキペディアより

 トルマリン原石は、その鮮やかな色彩と特異な結晶形状から、高い評価を受けている鉱石です。この宝石は、ピンク、青、黄色、茶色、黒色など、非常に幅広い色の範囲を持つことで知られており、その多様性からシンハラ語で「多くの色を持つ」という意味の「turmali」という名前が付けられました。トルマリンの原石は、六角形の柱状結晶として産出し、その周囲には条線という細い真っ直ぐなスジが通っていることが特徴的です。これにより、他の宝石結晶と区別することが可能となります。

石言葉

 トルマリンの石言葉は「パワーの充電」で、その名の通り、パワーを引き出し、エネルギーを注入するとされています。この石は、日々の生活で疲れた心身をリフレッシュする効果があり、疲労が溜まっている時でも、トルマリンのパワーを借りてリセットすることができるとされています。さらに、失恋後や不安な時、対人関係を改善したいときにも、トルマリンの力は有効と言われています。

パワーストーンの効果

 トルマリンのパワーストーンとしての効果は多岐にわたり、色によってその効果が変わるとされています。青色のトルマリンは愛情や慈悲、正義感を育み、黒色のトルマリンは発想の転換をもたらします。また、茶色のトルマリンは優柔不断な考えを改善し、目的意識を持たせると言われています。全体的に、トルマリンは持ち主に静けさと落ち着きを与え、深く考える力を養います。さらに、美容に対する効果もあり、お風呂に入れることで肌が美しくなるとも言われています。

歴史

 トルマリンは長い歴史を持つ宝石で、古代から装飾品や宝石として用いられてきました。その鮮やかな色彩と多様性から、さまざまな文化で愛され、特にアジアでは重要な位置を占めてきました。中国の最後の皇帝、プワイは特にトルマリンを愛し、彼の墓には数千ものトルマリンの宝石が敷き詰められていました。

伝承

 トルマリンは古代から人々の生活に深く結びついており、多くの伝承が存在します。中でも、トルマリンが虹を通って地上に来たという話はよく知られています。これは、トルマリンが多種多様な色を持つことから生まれた伝説で、この石を見ると虹の美しさを思い出すと言われています。

その他

 トルマリンの化学式は(Na,Ca)(Li,Mg,Al)(Al,Mg)6B3Si6(O,OH)31となり、リチウムを含む複雑なケイ酸塩鉱物であると分類されます。和名では「電気石」とも呼ばれ、この名前は、加熱または圧力をかけると電気を帯びる特性から来ています。トルマリンはモース硬度が7-7.5と比較的硬く、ジュエリーや装飾品として使用するには適しています。

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