10月6日の誕生石 クリソプレーズ
クリソプレーズは、半透明クォーツファミリーの一員であり、青リンゴのような鮮やかな緑色が特徴的な宝石です。その色はニッケルの存在によるもので、この鮮やかな色彩がクリソプレーズを高く評価させ、カルセドニーグループの中で最も価値の高い石とされています。クリソプレーズは、その特異な色調から「オーストラリアジェード」とも呼ばれることがあります。
色や特徴
クリソプレーズは、色と透明度の両方で評価されます。その鮮やかな緑色は、クリソプレーズの最も魅力的な特性で、青リンゴに似た色合いから「アップル・グリーン」とも表現されます。この緑色はニッケルに由来し、ニッケルの含有量が多いほど鮮やかな緑色になります。
石言葉
クリソプレーズの石言葉は「豊饒」と「喜び」です。その豊かな緑色は、大地の豊穣と生命力を象徴し、これらの石言葉はその特性から来ています。また、「喜び」の石言葉は、その明るい色合いが持つポジティブなエネルギーを表しています。この宝石は、穏やかな喜びと幸せをもたらすと信じられています。
パワーストーンの効果
クリソプレーズは、感情の高ぶりを抑える力を持つとされ、精神的な落ち込みや感情的なパニック、軽度の躁鬱症状に対して効果があると言われています。また、未来への勇気を授け、希望を持って前に進む力を促進するとも伝えられています。
歴史
クリソプレーズは古代から高く評価されてきました。その象徴的なエネルギーと鮮やかな色彩は、古代文明の人々を魅了し、強運と勝利をもたらす力があるとされていました。特に、マケドニアのアレクサンダー大王は、クリソプレーズを守護石として大切にしていたと伝えられています。
語源
クリソプレーズの名前は、ギリシャ語で金を意味する「chryso」と、ニラ色を意味する「prasinos」に由来しています。つまり、その名前は「黄金のリーキ」を意味し、この宝石の美しい緑色を表現しています。
伝承
クリソプレーズは、その豊かな色とパワーストーンとしての効果から、幸運や成功、豊穣を引き寄せる力があると伝えられています。また、感情の高ぶりを鎮め、バランスと調和をもたらす効果があると信じられてきました。
その他
クリソプレーズは、その和名を「緑玉髄(りょくぎょくずい)」といいます。化学的には、クリソプレーズは石英(SiO2)の一種であり、ニッケルの存在により緑色に着色されます。そのモース硬度は7で、その硬度と美しさからジュエリーとして人気があります。
10月の誕生石
10月の誕生石一覧
- パーティー・カラード・トルマリン(10月1日)
- クォーツ(10月2日)
- マクル(ダイヤモンド原石)(10月3日)
- ファイアー・アゲート原石(10月4日)
- キャッツアイ石(10月5日)
- クリソプレーズ(10月6日)
- ロードナイト(10月7日)
- ブルー・カルセドニー(10月8日)
- ブルー・オニキス(10月9日)
- トルマリン・キャッツアイ(10月10日)
- ロードライト・ガーネット(10月11日)
- ピンク・サファイア(10月12日)
- ヘマタイト(10月13日)
- トラピッチェ・エメラルド(10月14日)
- グリーン・アベンチュリン・クォーツ(10月15日)
- めのう(10月16日)
- ゴールド・コイン(10月17日)
- ブルー・アゲート(10月18日)
- スカラベの彫刻(10月19日)
- トルコ石(ビーズ)(10月20日)
- トルマリン原石(10月21日)
- 八面体結晶のダイヤモンド(10月22日)
- ウォーターリリー・リーフ・インクルージョン内包ペリドット(10月23日)
- インディゴライト(10月24日)
- レッド・スピネル(10月25日)
- タイガーアイ・クォーツ(10月26日)
- ラピス・ラズリ(10月27日)
- ヘキサゴナルを示すサファイア(10月28日)
- 蜘蛛の巣トルコ石(10月29日)
- ピンファイアー・オパール(10月30日)
- ホークスアイ・クォーツ(ファルコンズアイ・クォーツ)(10月31日)