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10月25日の誕生石　レッド・スピネル

　レッド・スピネルはその名の通り、鮮やかな赤色をした宝石です。その色はルビーとよく似ており、さらにその結晶構造はダイヤモンドのそれと同じ、2つのピラミッドを重ねた正八面体であるため、見た目の美しさだけでなく、モース硬度8という高い耐久性も持ち合わせています。さらに、ルビーやサファイアと比べると比較的安価で手に入れることができるという利点があります。

石言葉

　レッド・スピネルの石言葉は「好奇心」です。新しいことへの興味や探究心を象徴し、これを身に着けることで新たなチャレンジを始める勇気やパワーを得ることができるとされています。特に、新しいことを始める際や、一度挫折したことに再チャレンジするときなどに力を貸してくれると言われています。

パワーストーンの効果

　レッド・スピネルは、その所有者に向上心と好奇心を与えるパワーストーンとして知られています。それは、自分自身の考えを強く主張する力を与え、困難な状況でも冷静であり続けるためのエネルギーを引き出します。さらに、健康面では免疫力を高め、風邪や病の治療に役立つと伝えられてきました。

歴史

　スピネルは、ルビーやサファイアと同じ場所で産出されることが多く、色もよく似ているため、長い間これらの宝石と混同されてきました。しかしその本来の美しさと耐久性から、次第にその価値が認識されるようになり、今では独立した宝石として認識されています。

伝承

　スピネルは、中世ヨーロッパでは魔除けの石とされていました。また、愛情を深め、絆を強化するパワーがあるとされ、恋人たちの間で交換されることがありました。

その他

　レッド・スピネルの化学式はMgAl₂O₄で、マグネシウム、アルミニウム、酸素から成ります。レッド・スピネルの赤色はクロムにより赤～赤橙、赤ピンク色に発色したものを指します。

語源

　スピネルという名前は、ラテン語で「とげ」を意味する「spina」から派生しています。これは、スピネルの結晶が尖った形状をしていることから名付けられました。