10月9日 土偶の日
10月9日は土偶の日。土偶と縄文のポータルサイト「どぐぽた。」などを通じ、土偶に限らず広く縄文時代の文化について多くの人にその魅力を知ってもらうために、「楽しみながら考古学に親しむ」をコンセプトに活動する土偶の日運営委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「
土偶と埴輪 の違い
土偶
縄文時代に作られたもので、主に人間の女性か精霊を表現して作られたとされているが、使用目的など詳しい事はよく分かっていない。現在までに2万点弱が出土されている。
埴輪
古墳時代(4~7世紀頃)に作られた。大きく分けると円筒埴輪と形象埴輪があり、形象埴輪は
円筒埴輪
古墳の周りなどに置かれ、古墳という聖域をを区分するために配置されたていたと考えられている。
家形埴輪
長の霊の拠り所として古墳の中心部分で最も重要な場所に置かれていた。その名の通り家や倉庫を模した形をしている。
器財埴輪
武器や武具等を形どった埴輪で、古墳の外側へ向かって並べて亡き首長の権威を示し、神聖な場所を囲んだ盾などの武器埴輪は邪悪な霊が外から入り込まないように守る役目があったとされる。
動物埴輪
牛や馬や犬に鳥や魚などといった動物を形どった埴輪。特に儀式用に飾られた馬形埴輪の出土が多く、馬を持つこと自体が、財力と権力のあることを示していたとされる。
人物埴輪
鎧兜を身に着けた武人や農夫、巫女などを表したものがある。