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2月13日 土佐文旦の日

土佐文旦
引用元:ショップ土佐

 2月13日は土佐文旦の日。高知県が生産量日本一の「土佐文旦」を、より広く全国にPRするために、土佐文旦振興対策協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2月が土佐文旦の旬の時期であること(2)んたん」と「土佐(13)」の語呂合わせから、2月13日とした。

土佐文旦とは

 土佐文旦は、高知県土佐市で生産されている文旦。出荷時期は2~3月、大きさは500~600g程度と文旦にしては小さめ。出荷量は900トン弱で、高知産文旦の9割近くを占める。香りがよく、果肉はみずみずしくて爽やかな甘みと独特の苦味があるのが特徴。

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 土佐文旦は、高知県を代表する特産果実として知られています。その歴史は古く、昭和4年に高知県農業試験場へ「法元文旦」が植樹されたことから、その栽培が始まったとされています。昭和16年には土佐市甲原地区で、約100本の小夏が土佐文旦に高接ぎされ、土佐文旦の栽培の基盤が築かれました。

 その後も土佐文旦の人気は拡大し、宿毛市では夏みかんの高接ぎや改植によって土佐文旦が導入され、栽培面積が増加していきました。特に、昭和53年には野市町でハウス栽培が開始され、これが土佐市の主要な栽培方法となっています。

 土佐文旦の特長として、その独特の爽やかな芳香と、プリっとした食感が挙げられます。果実を一粒食べると、その実がはじけて、果汁が口の中に広がるのはまるで小さな爽快なエクスペリエンスのようです。

 保存に関しては、土佐文旦は乾燥を非常に嫌います。そのため、皮がしぼむのを避けるために、ポリ袋に入れて室内の涼しい場所に置くことが推奨されています。

 平成21年には、土佐文旦振興協議会が設立され、土佐文旦の魅力を広めるための活動が行われています。きっと、その独特の味わいと栽培の背景を知れば、さらに土佐文旦を楽しむことができるでしょう。高知県のこの特産品を、ぜひ一度ご賞味ください。

文旦

 別名「ザボン」とも呼ばれるマレーシア原産の柑橘類で、日本には江戸時代に入ってきた。小さいものでも500g、大きいものだと2kg程度にまで育つ品種もある。西日本で多く栽培されており、その中でも高知県が国内生産量のおよそ9割を占める。