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7月10日 岡山県牛窓産 冬瓜の日

 7月10日は岡山県牛窓産 冬瓜(とうがん)の日。おいしい牛窓産の冬瓜をより多くの人に食べてもらうことを目的に、JA岡山 牛窓冬瓜・そうめん南瓜部会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(7)(10)瓜」の語呂合わせから、7月10日とした。

冬瓜の豆知識

冬瓜

 冬瓜と書くが、出荷の最盛期が7月の夏野菜。冬まで保存が可能であるという理由で冬瓜と呼ばれるようになった。

 味はあっさりしていてクセがなく、果肉には利尿作用がある。

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 冬瓜は夏野菜の一種でありながら、名前に「冬」とつくのは、その保存性の高さに由来しています。岡山県瀬戸内市牛窓町が特に有名で、この地域では昭和40年代から栽培が始まりました。瀬戸内海の穏やかな気候を生かしてトンネル栽培も行われ、6月から10月までという長期にわたり出荷されています。厳格な出荷基準を設けることで、品質の高い冬瓜を全国に提供しており、特に関西や関東の市場で人気を博しています。

 冬瓜はウリ科のつる性一年草で、果実の大部分が水分で構成されていることから、夏の暑い時期にぴったりの食材です。その水分の多さと低カロリーである点、また消化の良さが特徴で、暑い時期の食事に最適とされています。カリウムやビタミンCを多く含むため、健康面でも注目されています。

 冬瓜の調理法は非常に多岐にわたります。煮物にすると素材の甘みとトロトロした食感を楽しむことができ、揚げ物や炒め物、生でサラダにするなど、様々な料理に活用することができます。夏に収穫された冬瓜を冬まで保存して楽しむという、名前の由来にもなった特性を活かした料理も、その魅力の一つと言えるでしょう。

 冬瓜の持つ低カロリーでありながら栄養豊富な特性、そして幅広い調理法が可能である点は、暑い夏を乗り切るための理想的な食材として、これからも多くの食卓で取り入れられることでしょう。長期保存が可能であるため、夏の恵みを冬まで楽しむことができる冬瓜は、まさに季節を超えて愛される野菜なのです。

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