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6月6日 麻婆豆腐の素の日

麻婆豆腐の素の日
引用元:麻婆豆腐シリーズ

 6月6日は麻婆豆腐の素の日。記念日を通じてより多くの人に麻婆豆腐を食べるきっかけとしてもらうとともに、麻婆豆腐が更に発展することへの願いが込め、丸美屋食品工業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「麻婆豆腐の素」の発売日(1971年)であり、数字の6の形が麻婆豆腐を食べる際に使われるレンゲをイメージさせること6+6で12となり、「12(豆腐)」と読めることから、6月6日とした。

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 麻婆豆腐の素は、日本の食卓に中華料理の風味と喜びをもたらす革新的な商品です。1971年に丸美屋によって発売されたこの製品は、中華料理専門店でしか味わえなかった本格的な麻婆豆腐を家庭で手軽に再現できるように設計されました。この発売は、日本における中華料理の普及という新たな時代の幕開けを告げるものでした。フライパンと豆腐さえあれば、誰でも簡単に本格的な麻婆豆腐を作ることができるようになり、その便利さとおいしさで瞬く間に多くの家庭で愛されるメニューとなりました。

 麻婆豆腐の素の成功は、その単純ながらも効果的な設計にあります。ひき肉入りで、トロミを出すための粉も付属しており、初代パッケージから現在に至るまで、「2回分」の使いやすさをキープしています。この製品は、時間が経つにつれてさまざまな変革を遂げてきました。味のバリエーションの追加、パッケージデザインの変更、調理方法の改善など、時代と共に進化し続けていますが、その本質的な価値提案――手軽さと美味しさ――は変わることがありません。

 特に注目すべきは、その品質に対するこだわりです。トロミ粉には、品質を厳選したじゃがいもから精製されたでん粉が使用されており、滑らかな口当たりととろけるようなのどごしを実現しています。また、生姜とにんにくを加えた丸美屋オリジナルのレシピは、本格的な麻婆豆腐の味わいを家庭で再現することを可能にしています。

 丸美屋の麻婆豆腐の素は、50年以上にわたり、改良と革新を続けながらも、家庭で手軽に本格的な味を楽しめるという初心を忘れることなく、多くの人々に愛され続けています。記念すべき周年ごとにリニューアルされるパッケージや、調理法の紹介にQRコードを用いるなど、時代の変化に合わせてユーザー体験を向上させる努力を惜しまない姿勢が、長年にわたるその人気の秘密です。麻婆豆腐の素は、これからも多くの家庭で「おかわり!」の声が聞かれる美味しさと便利さを提供し続けることでしょう。

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