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2月21日の誕生花 スミレ

2月21日の誕生花 スミレ
ウィキペディアより

 スミレは、可憐な花姿で知られる多年草で、特に春に美しい花を咲かせます。主に道端や草原、山間部に自生し、その花は淡い紫色が代表的で、白や黄色のものも見られます。葉は心形で、少し長めの葉柄があり、一見すると平凡な野草のようですが、細部にはスミレ独自の美しさがあります。花びらは5枚で、上の2枚を上弁、側の2枚を側弁、下の1枚を唇弁と呼びます。特に唇弁の基部が膨らんで後ろに突き出した距(きょ)がスミレの大きな特徴で、この部分に花蜜が集まります。

花言葉

 スミレの花言葉は「謙虚」「誠実」、「思いやり」、「小さな幸せ」などとされています。これらは、道ばたや草かげにひっそりと花を咲かせ、ひかえめで奥ゆかしいその姿からきています。また、スミレは地味な存在に見えながらも、美しい色と形、甘い香りを放つことから、「思いやり」や「小さな幸せ」の象徴ともなっています。

メッセージ

 スミレを贈るときのメッセージとしては、「あなたの謙虚さと誠実さに感謝します」、「あなたの優しさが私の幸せです」などが考えられます。また、「あなたとの小さな幸せを大切に思います」という意味も込めることができます。

歴史・伝承

 スミレは古くから日本の自然の一部として存在してきました。その名前の由来は、花の形状が墨入れ(墨壺)を思わせることによるという説があります。

その他

 スミレはスミレ科スミレ属に属し、その中でもスミレ(Viola mandshurica)が代表的な種類として知られています。また、スミレ属には園芸品種として親しまれているパンジーも含まれます。日本ではスモウトリバナ(相撲取花)や、スモウトリグサ(相撲取草)とも呼ばれ、子供たちの間で花びらの距を引っ掛けて遊ぶことがあります。また、その名前は漢字で「菫」(スミレ)と書き、紫色を指す菫色(すみれいろ)の語源ともなっています。