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2月26日の誕生花 雪柳

2月26日の誕生花 雪柳
ウィキペディアより

 ユキヤナギ(雪柳、学名:Spiraea thunbergii)は、日本と中国原産のバラ科シモツケ属の落葉低木です。ユキヤナギは春になると、柳のように枝を垂らし、その先に米粒程度の小さな白い花をたくさん咲かせます。これらの花は、4〜7輪の散形花序に付き、一面に広がる姿は遠くから見ても花の噴水のように美しいです。初夏になると、これらの花は5つの袋果から成る集合果に変わります。

 その名の由来は、白い花が雪が柳に舞い降りたかのように見えることからきています。そのため、和名は「ユキヤナギ」、つまり「雪の柳」となりました。また、別名には「コゴメバナ」、「コゴメヤナギ」などがあります。これらの名前もその特徴的な形状や花の姿からつけられたものです。

花言葉

 ユキヤナギの花言葉は「殊勝」です。この言葉は、努力や忍耐の精神、清楚さを象徴し、常に向上心を持ち、困難を乗り越えて進む強い意志を表現しています。白い純潔な花が一面に咲き誇る様子は、清らかさと無私無欲な精神を表すものと考えられ、この花言葉を強く象徴しています。

メッセージ

 ユキヤナギを贈るときのメッセージは、「あなたの向上心と努力を尊敬しています」や「共に困難を乗り越えていきましょう」といった意味を込めることができます。花言葉の「殊勝」を反映し、向上心を持ち続け、困難に立ち向かう勇気を持つ人への敬意や応援の意を示すメッセージとして解釈できます。

名称

 ユキヤナギの名前は、その美しい花の姿と風貌から来ています。葉が柳に似ており、その上に舞い降りたように咲く白い花が雪を連想させることから、「雪柳」と名付けられました。この名前は、その植物の風貌を端的に表現したものであり、見る者にはその名の通りの美しい風景を思い起こさせます。

その他

 ユキヤナギは強健で、生育も非常に旺盛な植物です。花が終わった後でも地際から刈り込んでも秋までに新梢が1m以上伸び、翌年もよく開花します。これらの特性から、庭木としてだけでなく、切り花としてもよく利用されています。また、ピンクの花を咲かせる品種も存在し、その名も「フジノ・ピンク」といいます。さらに、ユキヤナギは関東地方以西の本州、四国、九州の川岸の岩場などに自生し、その美しさから、庭木や公園、花壇などにもよく植えられています。