2月25日の誕生花 ムスクローズ
ムスクローズ(学名:Rosa moschata)は、バラ科バラ属に属する植物で、別名「ロサ・モスカータ」や「麝香薔薇」とも呼ばれています。その野生種の起源は不明ですが、西ヒマラヤが原産地とされています。高さは最大3メートルに達し、薄緑色または灰緑色の葉は5から7枚の卵形の小葉からなり、細かい鋸歯があります。茎には直線的またはわずかに湾曲した棘があり、広い基部を持ちます。
花は単独で、直径5cmの白色で、ゆるい房状花序または散形花序を形成します。温暖な気候では春の終わりから秋の終わりまで、涼しい夏の気候では夏の終わりから新しい枝に咲きます。花びらは特徴的な"ムスク(麝香)"の香りを放つことからその名がつけられました。この香りは、雄しべから発生し、その子孫のいくつかにも見られます。
花言葉
ムスクローズの花言葉は「移り気な愛」です。これは、ムスクローズの花が次々と咲くこと、そしてその香りが一時的なものであることから、恋愛感情の移り変わりや不確定性を象徴しています。つまり、一時的に強く咲き誇る恋愛感情や一時的に人を引きつける香りを指すと考えられます。
メッセージ
ムスクローズを贈るときのメッセージは「あなたへの愛情は変わらない」とすることができます。その一方で、「あなたの気持ちがどこに向かっているのか、私は知りたい」という意味も含むことができます。これは、花言葉の「移り気な愛」を反映したもので、恋愛感情の不確定性や変わりやすさに対するメッセージとして解釈できます。
名称
「ムスクローズ」の名前は、その特徴的な"ムスク(麝香)"の香りに由来しています。「ロサ・モスカータ」や「麝香薔薇」という別名も同じ由来を持ちます。一方、「麝香薔薇」の「麝香」は香りの成分で、本来はシカの雄の一部から得られる香料の一種を指しますが、ここでは花の香りの特徴を表すために使用されています。
その他
ムスクローズは、「Plena」という品種が存在し、半八重咲きの花を持つことが特徴です。さらに、「Temple Musk」という研究名を持つ形態がアメリカで見つかっており、より完全な八重咲きの花を持つことが確認されています。また、オレンジ赤色に変わる小さな卵形の果実(ローズヒップ)をつけ、これらの種子からは人気のローズヒップ種子油が抽出されます。
2月の誕生花
2月の誕生花一覧
- 木瓜(2月1日)
- ムスカリ(2月2日)
- 節分草(2月3日)
- リューココリーネ(2月4日)
- 睡蓮(2月5日)
- 菜の花(2月6日)
- 梅(2月7日)
- ホトケノザ(2月8日)
- 金盞花(2月9日)
- 沈丁花(2月10日)
- ガーベラ(2月11日)
- アイスランドポピー(2月12日)
- スイートピー(2月13日)
- サイネリア(2月14日)
- ジャノメエリカ(2月15日)
- 寒緋桜(2月16日)
- ギンヨウアカシア(2月17日)
- 春蘭(2月18日)
- 木蓮(2月19日)
- マーガレット(2月20日)
- スミレ(2月21日)
- ハナニラ(2月22日)
- スノーフレーク(2月23日)
- 蔓日日草(2月24日)
- ムスクローズ(2月25日)
- 雪柳(2月26日)
- ギリア(2月27日)
- フリージア(2月28日)
- ロベリア(2月29日)