カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月10日の誕生花 沈丁花

2月10日の誕生花 沈丁花
ウィキペディアより

 ジンチョウゲは、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、中国南部を原産地とします。厚くて光沢のある葉は楕円形で、冬場でも青々とした姿を保ちます。また、樹高は50〜150 cmと比較的低いため、庭木や鉢植えなどにも適しています。ジンチョウゲは早春に花茎を伸ばし、花茎の先端に20個程度の小花を集めて咲かせます。花は白色から桃色で、花色の外側が紅紫色で内側が白いものもあり、その美しい色彩と独特の香りから、日本の三大芳香木の一つに数えられることもあります。なお、ジンチョウゲは室町時代に中国から日本に渡来し、以来長い時間をかけて日本各地に広まりました。

花言葉

 ジンチョウゲの花言葉は「不滅」です。これは、花が咲く時期が春先であり、冬の厳しい寒さを耐え抜いて花を咲かせる生命力から来ています。ジンチョウゲの花はその美しさと共に、強く揺るぎない存在感を示し、それが「不滅」を象徴しています。また、香りが強く長持ちする特性からも、絶えずその存在を認識させる、不変で揺るがない象徴とされています。

メッセージ

 ジンチョウゲを贈るときのメッセージは、「あなたの強さと美しさが永遠に続くように」や「あなたの揺るぎない存在がいつまでも輝き続けますように」など、永続性や強さ、美しさを象徴する言葉を伝えることができます。

名称

 ジンチョウゲという名前は、その独特な香りが香木の沈香(ジンコウ)と丁子(チョウジ)に似ていることから来ています。中国名の「瑞香」もその香りを表すもので、この花が香り高いことを強調した名称となっています。また、学名の"Daphne odora"は、「芳香のあるダフネ」を意味し、これもまたその香りを表現したものです。

その他

 ジンチョウゲはその美しさと香りから庭木や切り花として人気がありますが、その一方で全体に強い毒性を持っています。特に果実は強い毒性を有し、誤って食べると重篤な健康被害を及ぼす可能性があります。そのため、ジンチョウゲを扱う際には注意が必要です。