2月10日の誕生花 沈丁花
ジンチョウゲは、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、中国南部を原産地とします。厚くて光沢のある葉は楕円形で、冬場でも青々とした姿を保ちます。また、樹高は50〜150 cmと比較的低いため、庭木や鉢植えなどにも適しています。ジンチョウゲは早春に花茎を伸ばし、花茎の先端に20個程度の小花を集めて咲かせます。花は白色から桃色で、花色の外側が紅紫色で内側が白いものもあり、その美しい色彩と独特の香りから、日本の三大芳香木の一つに数えられることもあります。なお、ジンチョウゲは室町時代に中国から日本に渡来し、以来長い時間をかけて日本各地に広まりました。
花言葉
ジンチョウゲの花言葉は「不滅」です。これは、花が咲く時期が春先であり、冬の厳しい寒さを耐え抜いて花を咲かせる生命力から来ています。ジンチョウゲの花はその美しさと共に、強く揺るぎない存在感を示し、それが「不滅」を象徴しています。また、香りが強く長持ちする特性からも、絶えずその存在を認識させる、不変で揺るがない象徴とされています。
メッセージ
ジンチョウゲを贈るときのメッセージは、「あなたの強さと美しさが永遠に続くように」や「あなたの揺るぎない存在がいつまでも輝き続けますように」など、永続性や強さ、美しさを象徴する言葉を伝えることができます。
名称
ジンチョウゲという名前は、その独特な香りが香木の沈香(ジンコウ)と丁子(チョウジ)に似ていることから来ています。中国名の「瑞香」もその香りを表すもので、この花が香り高いことを強調した名称となっています。また、学名の"Daphne odora"は、「芳香のあるダフネ」を意味し、これもまたその香りを表現したものです。
その他
ジンチョウゲはその美しさと香りから庭木や切り花として人気がありますが、その一方で全体に強い毒性を持っています。特に果実は強い毒性を有し、誤って食べると重篤な健康被害を及ぼす可能性があります。そのため、ジンチョウゲを扱う際には注意が必要です。
2月の誕生花
2月の誕生花一覧
- 木瓜(2月1日)
- ムスカリ(2月2日)
- 節分草(2月3日)
- リューココリーネ(2月4日)
- 睡蓮(2月5日)
- 菜の花(2月6日)
- 梅(2月7日)
- ホトケノザ(2月8日)
- 金盞花(2月9日)
- 沈丁花(2月10日)
- ガーベラ(2月11日)
- アイスランドポピー(2月12日)
- スイートピー(2月13日)
- サイネリア(2月14日)
- ジャノメエリカ(2月15日)
- 寒緋桜(2月16日)
- ギンヨウアカシア(2月17日)
- 春蘭(2月18日)
- 木蓮(2月19日)
- マーガレット(2月20日)
- スミレ(2月21日)
- ハナニラ(2月22日)
- スノーフレーク(2月23日)
- 蔓日日草(2月24日)
- ムスクローズ(2月25日)
- 雪柳(2月26日)
- ギリア(2月27日)
- フリージア(2月28日)
- ロベリア(2月29日)