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11月10日 佐伯ごまだしの日

佐伯ごまだしの日
引用元:佐伯市観光ナビ

 11月10日は佐伯ごまだしの日。記念日を通して「佐伯ごまだし」をより多くの人に知ってもらおうと、大分県佐伯市の一般社団法人佐伯市観光協会に事務局を置く佐伯ごまだし暖簾会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 「佐伯ごまだし」は佐伯市の郷土料理「佐伯ごまだしうどん」などに使用される万能調味料で、エソ、アジ、カマスなどの魚肉とごまを一緒にすり鉢を使って混ぜ合わせ、醤油などで味を調えて作られる。

 日付は、11を「いい」と読み、10は主原料の「魚(とと)」を表すとともに、すり棒(1)とすり鉢(0)に見立ててもいることから、11月10日とした。

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 佐伯ごまだしは、大分県佐伯市に古くから伝わる伝統的な郷土料理です。この調味料は、主に白身魚を使用し、胡麻と一緒にすりおろして作られます。白身魚は焼いてから使われることが多く、エソ、アジ、カマスなどが用いられます。焼いた魚とすりごまを基本に、醤油、みりん、砂糖で味を調え、独特の風味と旨味が生まれるのが特徴です。

 佐伯ごまだしは非常に万能な調味料で、その使い道も多岐にわたります。最も一般的な使用方法は、「ごまだしうどん」ですが、ごはんやお茶漬けのトッピング、豆腐やゆでた野菜とあえて一品料理にするなど、さまざまな料理に活用できます。保存性も高く、家庭で作り置きすることができるため、忙しい時にも便利に使える点が魅力的です。

 その原料のシンプルさとは裏腹に、完成されたごまだしは深い味わいと複雑な風味を持っており、地元の人々に長く愛されている理由がここにあります。また、佐伯ごまだしは農林水産省選定の郷土料理百選にも選ばれており、その地域性と文化的価値を認められています。

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