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4月17日の誕生花 カキツバタ

4月17日の誕生花 カキツバタ
ウィキペディアより

 カキツバタ(学名:Iris laevigata)は、アヤメ科アヤメ属の植物で、日本から東シベリア原産の耐寒性宿根草(多年草)です。岸辺で花茎を伸ばし、梅雨が始まる少し前に、青紫色(稀に、白)の花を咲かせます。カキツバタの名前の由来は「書き付け花」で、古くから衣服を染めるのに利用されたことからきています。特徴としては、葉の中央に隆起腺がないこと、内花被片が細く直立すること、外花被片の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があることなどがあります。

花言葉

 カキツバタの花言葉は「幸せの誓い」です。この花言葉はカキツバタの美しい花が永遠の愛や純潔を象徴し、特に結婚式や誓いの場において使用されることから来ています。花が咲く時期が梅雨時であることから、雨にも負けず美しい花を咲かせるカキツバタは、困難を乗り越えても愛情が変わらないこと、または困難を共に乗り越えていく夫婦の姿を象徴しています。このため、「幸せの誓い」は恋人同士、または夫婦間の深い絆や固い誓いを表しています。

メッセージ

 カキツバタを贈るときのメッセージは、「私たちの愛は何があっても変わらない」や、「雨の日も晴れの日も一緒に乗り越えていきましょう」です。これらのメッセージはカキツバタの花言葉「幸せの誓い」を基に、贈る相手との絆や互いへの愛情、そして困難を共に乗り越えていく強い意志を表しています。

名称

 「カキツバタ」の名前は「書き付け花」を意味し、古くから衣服を染めるのに利用されたことに由来します。また、漢字では「杜若」と書きますが、この名前は本来「アオノクマタケラン」を指すものであり、別のアヤメ科の植物と混同されることがあります。

その他

 カキツバタは水辺の風景に欠かせない花で、古くから『万葉集』などの歌に詠まれ親しまれてきました。また、約50の園芸品種があり、ハナショウブのように外花被が3枚の三英花(さんえいか)と外花被が6枚の六英花(ろくえいか)があります。さらに、似た花で湿地を好むヒオウギアヤメがあり、こちらは花に網目模様が入るのが特徴です。

文化

 カキツバタは日本の伝統的な花であり、その美しさから古くから詩歌や美術などの芸術作品にも取り上げられてきました。また、毎年梅雨時には全国各地でカキツバタの花見が行われ、人々に親しまれています。