カレンダーをめくってみれば
～今日は何の日？～

4月11日の誕生花　アカシア

　ギンヨウアカシア（銀葉アカシア、学名：Acacia baileyana）は、マメ科アカシア属の常緑高木で、その名前の通り、葉の裏面に生える白毛によって銀灰色に見える葉を持つのが特徴です。この銀灰色の葉は、その美しさから観賞価値が高いとされ、庭園樹としての人気もあります。さらに、2月から4月にかけては黄色い小花をたくさん咲かせ、その見た目はまるで黄金色に輝いているかのようです。この花は芳香があり、虫が花粉を運ぶ虫媒花です。また、根の張りが浅い一方で生長が早く、萌芽力も旺盛であるため、育てる際には毎年の剪定が必要とされています。

花言葉

　ギンヨウアカシアの花言葉は「秘めた愛」です。この花言葉は、ギンヨウアカシアの美しい黄色い花が一斉に咲く様子を、恋人への強く深い愛情が一気に溢れ出る様子に見立てたものと言われています。また、その愛情が秘められているという部分は、ギンヨウアカシアの花が一斉に咲く前の、静かにその時を待つ様子を表しているとも解釈されています。

メッセージ

　ギンヨウアカシアを贈るときのメッセージとしては、「私の秘めた愛を感じてほしい」「あなたへの深い愛情をこの花と共に」といった、内に秘めた愛情を伝えるのに最適な花です。その黄金色に輝く花が、贈る人の愛情を象徴しています。

名称

　ギンヨウアカシアの名前は、その特徴的な銀灰色の葉から名付けられました。また、ミモザアカシアやハナアカシアという名前でも知られていますが、これらは商業的に流通している名前であり、本来の「ミモザ」はギンヨウアカシアが属するアカシア属とは異なるオジギソウ属（英語版）（学名：Mimosa）の植物の総称です。

その他

　ギンヨウアカシアはオーストラリア原産の樹木で、チュニジアの国花でもあります。その美しい花と銀色の葉から、庭木や公園の樹木、さらには切花としても利用されています。

文化

　ギンヨウアカシアは、その黄金色の花と銀灰色の葉が美しいとされ、多くの文化や風習の中で利用されています。特に、その豊かな花を見ると春の訪れを感じさせ、新しい季節の始まりを祝うイベントなどで活用されることがあります。また、その美しい見た目から、絵画や写真などのアートの題材としてもよく用いられます。