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4月28日の誕生花 ユスラウメ

4月28日の誕生花 ユスラウメ
ウィキペディアより

 ユスラウメ(学名:Prunus tomentosa)は、バラ科サクラ属の落葉低木で、中国や朝鮮半島が原産地です。この植物は、春に梅に似た白から淡紅色の5弁花を枝いっぱいに咲かせます。その花は薄桜色と白色が混ざったような美しい色合いを持つ一方、花後の5月〜6月にはサクランボに似た小さな赤い食用果実をつけます。若枝や葉に毛が生えているのも特徴的な点で、その様子からユスラウメという名前がついたとされています。

花言葉

 ユスラウメの花言葉は「ノスタルジー」です。これはその繊細で古風な花の色合いと、果実が熟す春から初夏の季節感から連想される感慨深さが由来となっています。また、果実が熟すことで得られる甘酸っぱい味わいも、過ぎ去った日々への郷愁や懐かしさを想起させる要素となっています。

メッセージ

 ユスラウメを贈る際のメッセージとしては、「昔の良い思い出を大切にしましょう」や「過去の経験が今の私たちを作っています」などが考えられます。その美しい花と独特な果実からは、過去への愛情と現在への感謝を伝えることができるでしょう。

名称

 ユスラウメという名前の由来は、植物学者の牧野富太郎の説によれば、食用できる果実を収穫するのに木を揺するのでこの名がつけられたとされています。また、「梅桃」や「山桜桃」などの別名も持ち、梅の花に似た花を咲かせる一方で、果実はサクランボに似ることから、これらの名前がつけられました。

その他

 ユスラウメは、江戸時代の初期から栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)と呼ばれるようになりました。その美しい花と食用になる果実から、庭園植物や小果樹としても人気があります。