4月12日の誕生花 ライラック
ライラック(紫丁香花、学名:Syringa vulgaris)は、モクセイ科ハシドイ属の高木落葉樹で、フランス語でリラ(Lilas)とも呼ばれます。ヨーロッパ原産で、日本では4月から5月にかけて主に紫色または白色の花を咲かせます。その花には強い香りがあり、香水の原料ともなっています。耐寒性が強く、花期が長いことから、冷涼な地域の代表的な庭園木として人気があります。花冠の先は通常4つに裂けているが、まれに5つに裂けるものもあり、それらは「ラッキーライラック」と呼ばれ、恋のおまじないに使われると言われています。
花言葉
ライラックの花言葉は「淡い恋心」です。これはライラックの花の色や香りが繊細で優雅な恋心を象徴しているとされています。花びらは通常4つですが、まれに5つある「ラッキーライラック」は、その花を黙って飲み込むと、愛する人の気持ちが永遠に変わらないという風習があります。このように、ライラックの花言葉は恋愛にまつわる神秘性やロマンスを示しています。
メッセージ
ライラックを贈るときのメッセージとしては、「淡い恋心を寄せています」や「あなたへの愛情が永遠に変わらないように」といった、愛情を控えめにしかし確かに伝えるメッセージがふさわしいです。
名称
ライラックの和名「ムラサキハシドイ」は、その紫色の花から来ています。また、日本にはライラックと近縁の種であるハシドイ(Syringa reticulata)が野生し、開花はライラックより遅く6-7月に花が咲きます。「ハシドイ」の名は、木曽方言に由来しています。
その他
ライラックの花の香りは香水の原料ともなり、特に香り成分からはライラックアルコールという新化合物が発見されました。このように、ライラックの花はその美しい姿だけでなく、その香りでも人々に親しまれています。
文化
ヨーロッパでは、ライラックの開花が春の訪れを告げる象徴とされています。特に冷涼な地域では、その耐寒性と長い花期から、庭園や公園などで広く見ることができます。また、「ラッキーライラック」と呼ばれる5つの花びらを持つライラックの存在は、その美しい花の中に隠された神秘性とともに、文化的な要素として受け入れられています。
4月の誕生花
4月の誕生花一覧
- マーガレット(4月1日)
- 四つ葉のクローバー(4月2日)
- ジャスミン(4月3日)
- 馬酔木(4月4日)
- 勿忘草(4月5日)
- 花蘇芳(4月6日)
- ネモフィラ(4月7日)
- 芝桜(4月8日)
- チューリップ(白)(4月9日)
- リナリア(4月10日)
- アカシア(4月11日)
- ライラック(4月12日)
- 蓮華草(4月13日)
- 牡丹(4月14日)
- カーネーション(白)(4月15日)
- 蓮華つつじ(4月16日)
- カキツバタ(4月17日)
- アカツメクサ(4月18日)
- アマランサス(4月19日)
- イキシア(4月20日)
- 都忘れ(4月21日)
- 虫捕り撫子(4月22日)
- ローズマリー(4月23日)
- 大手毬(4月24日)
- 美女撫子(4月25日)
- 矢車菊(4月26日)
- スカビオサ(4月27日)
- 山桜桃梅(4月28日)
- クチナシ(4月29日)
- カルミア(4月30日)