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4月13日の誕生花 レンゲソウ

4月13日の誕生花 レンゲソウ
ウィキペディアより

 レンゲソウ(紫雲英、学名:Astragalus sinicus)はマメ科ゲンゲ属の植物で、地をはって広がる匍匐性の越年草です。中国原産であり、日本では古くから水田の緑肥として利用され、春には紅紫色の蝶形の小花を咲かせます。その花の形状が蓮の花に似ていることから、レンゲやレンゲソウとも呼ばれています。

花言葉

 レンゲソウの花言葉は「実り多き幸せ」です。この花言葉は、レンゲソウが一面に広がり、豊富な花を咲かせる様子と、その後に見られる豊かな豆果(果実)の生産から由来しています。その生育のプロセスが、「実り多き幸せ」を象徴するかのように、努力が結果に結びつき、実を結ぶ喜びを示していると解釈されます。

メッセージ

 レンゲソウを贈るときのメッセージは、一面に広がるその姿が示すように、「あなたの努力は必ず実を結ぶでしょう」、「あなたの幸せはこれからも続くでしょう」という願いが込められています。また、その豊富な豆果は「共に過ごす時間が増えていく楽しみ」を象徴し、その喜びを分かち合うパートナーシップを表現しています。

名称

 レンゲソウの和名はゲンゲですが、よくレンゲまたはレンゲソウと呼ばれています。ゲンゲという名前は、紫色の雲を思わせるその花の色からきています。一方、レンゲという名前は、その花の形が蓮の花に似ていることから名付けられました。

その他

 レンゲソウはかつて水田裏作の緑肥植物として栽培され、春には紫紅色の花が咲く田園風景が各地で見られました。現在ではその風景は少なくなっていますが、その歴史と役割から、日本の農村風景を象徴する植物ともいえます。

文化

 春の季語としても知られるレンゲソウは、日本の文化や風習にも深く組み込まれています。例えば、「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」は、江戸時代に滝野瓢水が詠んだ俳句で、遊女を身請しようとした友人を止めるために詠んだものです。また、ギリシア神話では、祭壇に捧げる花を摘みに野に出た仲良し姉妹の話が伝えられており、ニンフが変身した蓮華草を誤って摘んでしまった姉のドリュオペが、代わりに蓮華草に変わってしまうというエピソードが存在します。