4月13日の誕生花 レンゲソウ
レンゲソウ(紫雲英、学名:Astragalus sinicus)はマメ科ゲンゲ属の植物で、地をはって広がる匍匐性の越年草です。中国原産であり、日本では古くから水田の緑肥として利用され、春には紅紫色の蝶形の小花を咲かせます。その花の形状が蓮の花に似ていることから、レンゲやレンゲソウとも呼ばれています。
花言葉
レンゲソウの花言葉は「実り多き幸せ」です。この花言葉は、レンゲソウが一面に広がり、豊富な花を咲かせる様子と、その後に見られる豊かな豆果(果実)の生産から由来しています。その生育のプロセスが、「実り多き幸せ」を象徴するかのように、努力が結果に結びつき、実を結ぶ喜びを示していると解釈されます。
メッセージ
レンゲソウを贈るときのメッセージは、一面に広がるその姿が示すように、「あなたの努力は必ず実を結ぶでしょう」、「あなたの幸せはこれからも続くでしょう」という願いが込められています。また、その豊富な豆果は「共に過ごす時間が増えていく楽しみ」を象徴し、その喜びを分かち合うパートナーシップを表現しています。
名称
レンゲソウの和名はゲンゲですが、よくレンゲまたはレンゲソウと呼ばれています。ゲンゲという名前は、紫色の雲を思わせるその花の色からきています。一方、レンゲという名前は、その花の形が蓮の花に似ていることから名付けられました。
その他
レンゲソウはかつて水田裏作の緑肥植物として栽培され、春には紫紅色の花が咲く田園風景が各地で見られました。現在ではその風景は少なくなっていますが、その歴史と役割から、日本の農村風景を象徴する植物ともいえます。
文化
春の季語としても知られるレンゲソウは、日本の文化や風習にも深く組み込まれています。例えば、「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」は、江戸時代に滝野瓢水が詠んだ俳句で、遊女を身請しようとした友人を止めるために詠んだものです。また、ギリシア神話では、祭壇に捧げる花を摘みに野に出た仲良し姉妹の話が伝えられており、ニンフが変身した蓮華草を誤って摘んでしまった姉のドリュオペが、代わりに蓮華草に変わってしまうというエピソードが存在します。
4月の誕生花
4月の誕生花一覧
- マーガレット(4月1日)
- 四つ葉のクローバー(4月2日)
- ジャスミン(4月3日)
- 馬酔木(4月4日)
- 勿忘草(4月5日)
- 花蘇芳(4月6日)
- ネモフィラ(4月7日)
- 芝桜(4月8日)
- チューリップ(白)(4月9日)
- リナリア(4月10日)
- アカシア(4月11日)
- ライラック(4月12日)
- 蓮華草(4月13日)
- 牡丹(4月14日)
- カーネーション(白)(4月15日)
- 蓮華つつじ(4月16日)
- カキツバタ(4月17日)
- アカツメクサ(4月18日)
- アマランサス(4月19日)
- イキシア(4月20日)
- 都忘れ(4月21日)
- 虫捕り撫子(4月22日)
- ローズマリー(4月23日)
- 大手毬(4月24日)
- 美女撫子(4月25日)
- 矢車菊(4月26日)
- スカビオサ(4月27日)
- 山桜桃梅(4月28日)
- クチナシ(4月29日)
- カルミア(4月30日)