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4月22日の誕生花 ムシトリナデシコ

4月22日の誕生花 ムシトリナデシコ
ウィキペディアより

 ムシトリナデシコは、学名をSilene armeriaという、ナデシコ科の植物です。原産地はヨーロッパで、現在では世界の温暖な地域に広く分布しています。茎の高さは30cmから60cmほどで、茎の上部には粘液を分泌する部分があり、ここに小昆虫が引っ掛かることからその名がつきました。しかし、実際には食虫植物ではなく、捕獲された昆虫を消化吸収することはありません。日本には江戸時代に鑑賞用として持ち込まれ、各地で野生化しています。濃い桃色の花を初夏に咲かせ、風情があります。

花言葉

 ムシトリナデシコの花言葉は「脅威」です。これは、その昆虫を粘液で捕らえる特性から来ています。しかしながら、実際に昆虫を消化・吸収するわけではなく、むしろアリなどの受粉に寄与しない昆虫を追い払うための戦略とも言えます。その特異な特性と花言葉は、しばしば「困難を乗り越える力」や「立ち向かう勇気」を象徴するものと解釈されます。

メッセージ

 ムシトリナデシコを贈る際のメッセージは、「あなたの脅威から身を守る力があることを願っています」や「困難を乗り越える勇気があるあなたに敬意を表します」といった、受け手の強さや勇気を称える内容が適しています。

名称

 ムシトリナデシコの名前は、その特性から由来しています。茎の上部に粘液を分泌する部分があり、ここに小昆虫が引っ掛かることから「ムシトリ(虫取り)」と名付けられました。しかし、これは実際に昆虫を捕食する食虫植物ではなく、昆虫を粘液で捕らえても消化・吸収することはないため、名前とは異なる特性を持つ興味深い植物です。

その他

 日本に移入されてからは道端や空き地で野生化していますが、実際には初夏に美しい桃色の花を咲かせることから、ガーデニングなどでも愛用されています。また、その特性と花言葉は、人間の心を動かすメッセージとして、また、人々が自然と対峙する姿勢を象徴する存在として、我々にとって貴重な存在です。