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4月23日の誕生花 ローズマリー

4月23日の誕生花 ローズマリー
ウィキペディアより

 ローズマリー(学名:Salvia rosmarinus、旧学名:Rosmarinus officinalis)は、シソ科に属する常緑性低木で、地中海沿岸地方原産です。この植物は、小さく細長い葉と甘く爽やかな芳香を持つ特徴があります。その香りは、料理や香料として広く利用され、生葉または乾燥葉は香辛料、薬(ハーブ)として用いられます。また、花も可食で、水蒸気蒸留法で抽出した精油も薬として利用されます。春から秋に、総状花序を伸ばし小花を多数咲かせます。花色には薄青紫や、薄桃、白色があります。立性や半匍匐性、匍匐性に分類され、立木性のものは樹高が2mにもなります。

花言葉

 ローズマリーの花言葉は「思い出」です。古代ギリシャ時代から記憶力向上の象徴とされていたことが起源となっています。学生が試験の際にローズマリーを身につけるという風習があったほど、記憶と結びつきが深いこのハーブは、時間を超えた絆や深い思い出を象徴しています。

メッセージ

 ローズマリーを贈る際のメッセージとしては、「私たちの思い出を大切にしています」や「一緒に過ごした時間をいつまでも忘れません」など、思い出や記憶を大切にするというメッセージが適しています。

名称

 和名であるマンネンロウは、「迷迭香」とも表記され、これは中国語表記と同一です。英名のローズマリーは、「海の露」を意味するラテン語「ros marinus」から来ています。これは、地中海沿岸原産で海風に耐え、海辺で良く見られることからその名が付けられました。

文化

 ローズマリーは古くから多くの文化で重要な役割を果たしてきました。料理や薬用だけでなく、神秘的な力を持つとされ、悪魔から身を守るために使用されたり、葬儀の際に棺の上に置かれたり、花嫁の冠に編み込まれたりしました。また、その力強い香りは爽快感をもたらし、古代ギリシャの学生たちは、学習の助けとしてローズマリーを使用していました。

その他

 ローズマリーは葉から得られる精油により、様々な医療や美容効果があります。抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用など、健康に対する多くの利点をもつこのハーブは、飲み物や料理、スキンケア製品など、日々の生活の様々な場面で利用されています。