カレンダーをめくってみれば
～今日は何の日？～

4月24日の誕生花　オオデマリ

　オオデマリ（学名：Viburnum plicatum var. plicatum f. plicatum）は、レンプクソウ科ガマズミ属の植物で、日本原産のヤブデマリの園芸品種です。別名テマリバナとも呼ばれ、樹高は2 - 6メートル (m) に成長します。特徴的なのは、その美しい花形と純白の花色です。花序の花すべてが装飾花になっているのが特徴で、これは品種改良によるものです。花期は4 - 5月頃で、一見するとアジサイのような白い装飾花を多数咲かせます。オオデマリは両性花がないため結実せず、果実をつけることはありません。水平に出る枝と整然とした樹姿が美しく、秋には美しく紅葉する葉も特徴的です。

花言葉

　オオデマリの花言葉は「純潔な心」です。この花言葉は、その純白で清潔感あふれる花から連想されます。また、オオデマリの形状が球体で、その全体が装飾花になっていることから、完全さや完璧さを象徴するともされています。それゆえ、純粋さや無垢な美しさ、清らかさを表す「純潔な心」という花言葉がつけられたのでしょう。

メッセージ

　オオデマリを贈る際のメッセージとしては、「あなたの純粋さに感動しています」や「あなたの清らかな心にいつも癒されています」などが考えられます。また、「あなたの完全さを称えます」や「あなたの無垢な美しさに敬意を表します」といった、花言葉の「純潔な心」を意識したメッセージも適切でしょう。

名称

　オオデマリの名前の由来は、その花形が手毬に似ていることから来ています。「大手毬」は、「大きな手毬」を意味します。一方、テマリバナの名前も同じく、花の形が手毬に似ていることから名付けられています。また、学名のViburnum plicatum var. plicatum f. plicatumは、本種がViburnum plicatumという種の基本種であることを示しています。

その他

　オオデマリはその美しい花形と純白の花色から、庭木や公園の樹木として広く植えられています。また、その美しさから切花としても利用され、花瓶に生けて室内を飾ることもあります。樹皮は灰褐色で平滑、若い枝には星状毛が多く見られるなど、年間を通じて楽しむことができる植物です。