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5月8日の誕生花 シャクナゲ

5月8日の誕生花 シャクナゲ
ウィキペディアより

 シャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の常緑性の花木で、低木から高木まで様々な種類が存在します。その原産地は主に中国西部からヒマラヤで、これらの風土に適応して厚い葉を持つ特徴を持ちます。花色は多種多様で、赤、白、黄、ピンクなど変化に富み、大きく豪華な花房をつけることから、他の植物を圧倒する美しさを誇ります。また、葉には光沢があり、丸みを帯びて細長い形状をしています。これらの特性から、公園や街路樹など、風景の一部として利用されることが多いです。

花言葉

 シャクナゲの花言葉は「警戒心」です。これは、シャクナゲの葉に含まれるロードトキシンという物質により、有毒植物として知られていることから付けられたと考えられます。この花言葉は、魅力的な外見とは裏腹に内面には警戒を要する一面を持つシャクナゲの性質をよく表しています。シャクナゲは、その美しさで人々を引きつける一方で、その有毒性により同時に人々からの警戒心を引き出す、二面性を持つ花です。

メッセージ

 シャクナゲを贈るときのメッセージは、「美しさには警戒が必要」です。このメッセージは、シャクナゲの花言葉である「警戒心」に基づいています。美しさに心を奪われる一方で、その背後に隠れた警戒すべき面を忘れずにいるべきであるというメッセージを込めることができます。

名称

 「シャクナゲ」の名前は、石楠花とも書き、学名はRhododendronです。シャクナゲの名前は「石楠」の読みから来ており、「石」は「硬い」という意味、「楠」は「葉」を意味します。つまり、「硬い葉」を持つことからこの名がついたとされています。一方、学名のRhododendronはギリシャ語の「rhodon」(ローズ)と「dendron」(木)を組み合わせたもので、「ローズの木」を意味します。これは、シャクナゲの花がローズに似た美しさを持つことから名付けられたと考えられます。

その他

 シャクナゲは、その美しさとは裏腹に有毒植物として知られています。そのため、取り扱いには注意が必要です。特に葉に含まれるロードトキシンはケイレン毒となるため、誤って摂取すると健康に害を及ぼす可能性があります。その一方で、その美しさと豪華さから、庭の装飾や風景の一部として愛されています。特に19世紀中期以降、西洋でその美しさが評価され、多くの園芸品種が作出され、今では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています。