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5月9日の誕生花 シロツメクサ

5月9日の誕生花 シロツメクサ
ウィキペディアより

 シロツメクサ(白詰草、学名:Trifolium repens)は、マメ科シャジクソウ属の多年草で、オランダゲンゲ、クローバー(Clover)またはホワイトクローバー(White clover)とも呼ばれます。元々は欧州原産で、野や畑の畦道に自生し、踏まれても丈夫な野草です。花茎を根の直ぐ上から摘んで編み、腕輪や髪飾りにする遊びがあり、春から秋までの長期間咲き続けます。その花は白く、球状に咲き、虫媒花で、ミツバチやマルハナバチといったハチ類により受粉します。葉には葉柄があり、互生して付き、そのほとんどは三つ葉ですが、稀に四つ葉も見られます。

花言葉

 シロツメクサの花言葉は「約束」です。この花言葉は、シロツメクサが年間を通じて力強く生き続ける生命力と、たとえ踏まれても再び立ち上がる強さから生まれたもので、誓いや約束を堅実に守り抜くというメッセージを表しています。また、四つ葉のクローバーは「幸運」を象徴し、この特殊な形状は「約束」の実現を助ける幸運の象徴ともなります。

メッセージ

 シロツメクサを贈るときのメッセージは、「私たちの約束を忘れないでください」です。このメッセージはシロツメクサの花言葉「約束」を具現化しており、贈る人が受け取り手との間に交わされた約束や誓いを大切に思い、それを思い出させたいという意図を示しています。

名称

 「シロツメクサ」の名前は、その白い花(シロ)と、詰めて使われるという意味(ツメ)から来ています。また、「クローバー」は英語の名称で、日本では特に四つ葉のクローバーが「幸運をもたらす」という意味で知られています。江戸時代には、長崎から輸入されたガラス器を衝撃から守るため、乾燥したクローバーを緩衝材として使用し、「詰草」という日本語が生まれました。

その他

 シロツメクサは、その丈夫さと美しさから、花壇や庭の装飾によく用いられます。また、その耐久性から、芝生の代替として使用されることもあります。さらに、畑作や牧草地での雑草として扱われる一方で、その繁殖力と窒素固定能力から緑肥として利用されることもあります。

文化

 シロツメクサは、幸運の象徴として知られています。特に、四つ葉のクローバーは「幸運をもたらす」として、世界中で愛されています。この四つ葉のクローバーを見つけることは、幸運が訪れる前兆とされており、四つ葉を見つけた人は幸せになると言われています。