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5月3日の誕生花 タンポポ

5月3日の誕生花 タンポポ
ウィキペディアより

 タンポポ(蒲公英、学名:Taraxacum)は、キク科タンポポ属の植物で、ユーラシア大陸及び北米を原産とする多年草です。子供の頃から身近な存在として親しまれており、郊外から市街地、高山など様々な場所で見ることができます。春に、中空の茎の先端に黄色い舌状花から成る頭花を咲かせ、その茎を切ると白い粘液が出ます。開花後は、風に乗って広がる綿毛に種子が付き、これが風に乗って飛んでいき新たな生育地へと広がっていきます。また、晩秋には葉が地面に張り付くように広がり、これをロゼット状と呼び、これによりタンポポは越冬します。

花言葉

 タンポポの花言葉は、「再会の夢」です。これは、タンポポが一度散ってしまった綿毛が風に乗って広く散らばり、それがまた新たな場所で芽吹き、再び出会う可能性を秘めていることから来ています。また、タンポポが風によって遠くまで種子を運ぶ性質から、「思いが通じる」、「自由」、「信頼」、「無我夢中」などの花言葉もありますが、一つに絞るならば「再会の夢」が最も代表的で、花そのものの生態を美しく表現しています。

メッセージ

 タンポポを贈るときのメッセージは、「どんなに離れていても、また会う日を夢見ています」です。遠くへ飛ばされた種子が、再び出会う日を期待して新たな土地で芽吹く姿から、このメッセージは生まれました。

名称

 タンポポの名称にはいくつかの説があります。その一つは、花後の姿が綿球のタンポに似ているため、「タンポ穂」と呼ばれたとする説です。また、別の説では、花茎を切り出し、その両側を細く切り裂いて水に浸けると反り返り、鼓の形になることから、タン・ポン・ポンという音の連想から名付けられたとされています。さらに、タンポポは鼓を意味する小児語だったことから、ツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたものが、転じてタンポポと呼ばれるようになったという説も存在します。

その他

 タンポポは食用としても利用されます。特に若い葉はサラダやスープなどに使われ、ビタミンとミネラルを豊富に含んでいます。また、根部は乾燥させてコーヒーの代用品として利用されたり、肝機能を強化するハーブティーの材料ともなります。薬草としては、健胃、利尿、解毒作用などがあり、民間療法などで利用されています。その他、黄色い花は天然の染料としても使われ、手芸や工芸の材料としても人々に親しまれています。