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5月22日の誕生花 ウツギ

5月22日の誕生花 ウツギ
ウィキペディアより

 ウツギは、アジサイ科ウツギ属に分類される落葉低木で、日本と中国に広く分布しています。樹高は1-2.5メートルで、よく分枝し、樹皮は灰褐色から茶褐色です。葉は長さ5-12センチメートルの卵状長楕円形から卵状披針形で、対生します。また、枝は生長すると髄が失われて中空になることから、「空木」と呼ばれます。特に5-7月にかけては枝先に円錐花序をつけ、直径10-15ミリメートルの白い花を多くまとまってつけ、垂れ下がって咲かせます。

花言葉

 ウツギの花言葉は、「思い出」と「気品」です。これらの花言葉はウツギが持つ風格や美しさから生まれています。「思い出」はその長い歴史と、多くの人々がこの花を見て感じた懐かしさを表現しているとされています。「気品」はその優美な外見と花の形状から連想され、素朴ながらも高貴な雰囲気を持つウツギを表現しています。

メッセージ

 ウツギを贈るときのメッセージは、「あなたと過ごした美しい思い出とともに」です。これは、花言葉の「思い出」から連想され、共に過ごした時間の美しさと、それが持つ価値を伝えるメッセージとなります。

名称

 ウツギの名前は、「空木」の意味で、幹(茎)が中空であることからの命名であるとされています。また、花が卯月(旧暦4月)に咲くことから、「ウノハナ」(卯の花)とも呼ばれます。

文化

 ウツギは古くから初夏の風物詩として親しまれてきました。清少納言の随筆『枕草子』には卯の花と同じく初夏の風物詩であるホトトギスの鳴き声を聞きに行った清少納言一行が卯の花の枝を折って車に飾って帰京する話が描かれています。また、「卯の花腐くたし」は5月下旬の長雨を指す慣用句で、ウツギの花を腐らすほどの雨を意味します。

その他

 ウツギは、庭木として植えられたり、田畑の畔に植えられて土地の境界の目印にされたりもします。また、幹は木釘に加工されて利用されることもあります。