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5月28日の誕生花　マトリカリア

　マトリカリア（学名：Tanacetum parthenium）はキク科の植物で、日本ではナツシロギクとも呼ばれます。小菊のような小さな花を多数咲かせ、花芯部分が特徴的に盛り上がっています。その咲き方は改良品種により異なりますが、品種名つきで出回ることは少ないです。本来は多年草ですが、高温多湿に弱いため、通常は秋まき一年草として扱います。また、一重咲きのシンプルなタイプのものはフィーバーヒューの名でハーブとしても販売されています。

花言葉

　マトリカリアの花言葉は、「不屈の精神」です。これは、マトリカリアが環境に適応しやすく、成長が早く広がりやすい特性から派生したもので、人間の不屈の精神や持続力を象徴しています。また、マトリカリアは伝統的な薬用ハーブとして利用されてきたことから、生命力や健康、再生を連想させ、そのような意味も花言葉に影響を与えています。

メッセージ

　マトリカリアを贈るときのメッセージは、「あなたの不屈の精神に敬意を表します」です。これは花言葉の「不屈の精神」から派生したもので、贈る相手の持続力や困難に立ち向かう強さに対する賛美や敬意を表現しています。

名称

　マトリカリアの名前はラテン語で「母」を意味する"mater"と「神殿」を意味する"caria"から来ており、神聖な母観念に関連していると考えられます。一方、日本名のナツシロギクは、夏季に白い菊のような花を咲かせることから名付けられました。

その他

　マトリカリアはヨーロッパ原産で、その香りは柑橘系であり、庭に咲く美しい花と相まって視覚と嗅覚の両方で楽しむことができます。また、医療やハーブティーとしての利用も広く知られており、その効能は古くから広く認識されています。しかし、使用には注意が必要で、特に長期間の使用や一度に大量摂取は避けるべきです。