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5月12日の誕生花 ジギタリス

5月12日の誕生花 ジギタリス
ウィキペディアより

 ジギタリス(Digitalis purpurea)は、欧州原産で、オオバコ科ジギタリス属の耐寒性一年草、ニ年草、多年草、または低木です。草丈は高く、総状花序に多数の紫色を基調としたベル型の花を下向きにつけ、花穂がすらりと伸びる様子は非常に優雅です。他の園芸品種では赤、桃色、橙色、黄色、淡黄色、白などの花色があります。初年度は主にロゼット状に叢生する葉をつけ、2年目以降に花が咲きます。全草に毒性がありながらも、適切に使用されれば薬用植物として利用できるとされ、葉には強心作用に有効な成分が含まれています。

花言葉

 ジギタリスの花言葉は、「純愛」です。この花言葉は、その優雅で上品な姿と美しい花色から連想され、心からの愛情と純粋な感情を表現しています。その花が連なって咲く様子は、純粋な愛情がひたすらに向かう先を描いているかのようで、それは贈る人が受け取り手に対する深い愛情と誠実さを象徴しています。

メッセージ

 ジギタリスを贈る際のメッセージは、「あなたへの純愛を示します」です。これは、ジギタリスの花言葉である「純愛」をそのまま表現しており、贈り主が受け取り手に対して持つ純粋で変わらない愛情を示しています。

名称

 ジギタリスの学名「Digitalis」はラテン語で「指」を意味する「digitus」から名付けられています。これは、その花の形が指にかけるサックのような形状をしていることからです。一方、日本での俗称である「キツネノテブクロ」は、花の形が狐の手袋に似ていることから来ています。

その他

 ジギタリスは、その優雅で上品な姿から、特に洋風ガーデンでよく用いられます。一方で全草に毒性があり、人間に対する危険性があるため、扱う際は注意が必要です。しかし、この毒性は適切な処理を行うと強心剤として薬用に利用でき、医学の世界では重要な役割を果たしています。