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5月19日の誕生花 サツキ

5月19日の誕生花 サツキ
ウィキペディアより

 サツキは、ツツジ科ツツジ属の植物で、日本原産の常緑低木です。本州の関東地方から西、四国、九州南部、屋久島に分布しています。一般的にサツキは、山奥の岩肌や渓流沿いなどに自生しており、耐湿性が高いことが特徴です。また、棚田の石垣に生えている様子も見られます。

 サツキは、開花期が一般のツツジよりも1か月ほど遅く、旧暦5月頃(現在の6月頃)に一斉に咲き揃います。そのため、五月(サツキ)と呼ばれるようになりました。また、同じ枝から複数の花色を咲き分けるものがあり、その美しさから盆栽や生け垣に使われることもあります。その花は一つ一つが大きく、五弁の花びらが広がり、その中央には雄しべと雌しべが突き出します。

花言葉

 サツキの花言葉は、「節制」です。サツキが一斉に咲き揃うその様子から、物事を節制し、適度に楽しむことを表しています。また、サツキが山間部の厳しい環境で美しく咲く姿から、困難を乗り越えて進む力強さや美しさを象徴しているとも言えます。

メッセージ

 サツキを贈るときのメッセージは、「あなたと適度に、そして長く美しい時間を過ごしたい」です。花言葉の「節制」から連想されるこのメッセージは、相手への深い愛情や長い時間を一緒に過ごす願いを表します。

名称

 「サツキ」の名前は、その開花期が旧暦の5月(現在の6月)頃であることから名付けられました。学名はRhododendron indicumで、ツツジ科ツツジ属に分類されています。また、サツキツツジや映山紅とも呼ばれており、その名前はいずれも花の美しさや時期を表しています。

その他

 サツキは非常に強健な植物で、刈り込みにも強く、風雨にも負けずに美しく咲くため、日本の庭園や風景には欠かせない存在となっています。また、様々な色や形の花を咲かせる品種が存在し、それぞれに独特の魅力があります。

文化

 日本では古くからサツキは親しまれており、特に端午の節句に飾る習慣がありました。これはサツキの花が盛んに咲く時期と端午の節句が重なることから生まれた風習で、五月の美しさを象徴する花として位置づけられています。