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5月16日の誕生花　モッコウバラ

　モッコウバラ（木香薔薇、学名：Rosa banksiae）は、中国原産のバラ科バラ属の耐寒性常緑蔓性低木です。小さな花を大量に咲かせることが特徴で、花の直径は2～3センチ程度で、フェンスなどに絡ませて育てることが多いです。花の色は主に白と淡い黄色で、花形には一重と八重があります。その美しい花姿から、庭園などでアーチやフェンスなどに使用されます。初夏に開花し、開花期は一期性です。特に黄色の八重咲きは、芳香がないものの、その豊かな花姿が人々を魅了します。

花言葉

　モッコウバラの花言葉は「初恋」です。初夏に咲く小さな花が、初めての恋を控えめに、しかし力強く表現しているとも言えます。その優雅で繊細な花から生まれたこの花言葉は、新たな恋の始まりや、純粋で無垢な感情を象徴します。

メッセージ

　モッコウバラを贈る際のメッセージは、「純粋な愛情を込めて」です。花言葉である「初恋」を表現するこのメッセージは、あなたが相手に対して持っている純粋で真摯な感情を伝えることができます。

名称

　モッコウバラの名前は、木香薔薇とも呼ばれ、これはその木のように強い茎と、薔薇のような美しい花から名付けられました。また、学名のRosa banksiaeは、英国の著名な植物学者ジョゼフ・バンクスの名を取って名付けられました。

その他

　モッコウバラは、性質が強健で病気にも強く、バラとしては理想的な性質を持っています。その一方で、一期咲であること、花色が白と黄色しかないことなどの短所もあります。そのため、植える場所の選定や、芳香性のあるバラと組み合わせるなどの工夫が必要です。