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5月6日の誕生花 シラン

5月6日の誕生花 シラン
ウィキペディアより

 シラン(紫蘭、学名:Bletilla striata)は、日本、台湾、中国原産のラン科シラン属の宿根草です。外見は細長く広い披針形の緑色の葉を3〜5枚持ち、花は鮮やかな赤紫色で春から初夏にかけて咲きます。花茎からは総状花序が伸び、5〜8個の小花が咲く。この美しい花の形状は、3枚の外花被片(萼)と2枚の内花被片(花)、そして1枚の唇弁から成り立っています。唇弁は3つに裂け、その上には雄蕊と雌蕊が一体化した蕊柱が見えます。これらがトンネルのような形状を作り出し、訪花昆虫の誘引に役立っています。

花言葉

 シランの花言葉は「希望」です。これは、花が咲く春から初夏の季節に人々が新たな希望や夢を持つことを象徴しています。また、シランがどんな厳しい環境でも美しい花を咲かせることから、困難を乗り越えて希望を持ち続ける強さと忍耐力を表しているとも言えます。

メッセージ

 シランを贈るときのメッセージは、「あなたの未来に満ち溢れる希望と勇気を祝福します」です。このメッセージは、シランの花言葉「希望」から派生したもので、贈る人が受け取り手の将来に対する明るい展望や、困難に立ち向かう勇気を称える意図を伝えています。

名称

 シランという名前は、漢字で「紫蘭」を示します。ここで、「紫」は花の色を、「蘭」はラン科を示しています。すなわち、「紫色のラン科の花」を意味します。さらに、地下には鱗茎があり、これは白及(びゃっきゅう)と呼ばれる生薬として利用されます。

その他

 シランは育てやすいことから、鉢植えや庭植えとして楽しむことができます。結実すると種を飛ばし、庭のあちこちに小苗が発芽します。また、その偽球茎は粘液質で、皮膚や粘膜を保護する効果があり、胃潰瘍や腫瘍、火傷やひび・アカギレに対する治療に利用されることがあります。