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5月4日の誕生花 ツツジ

5月4日の誕生花 ツツジ
ウィキペディアより

 ツツジ(躑躅、学名:Rhododendron)は、ツツジ科ツツジ属の耐寒性中高木で、アジアを原産としています。桜の花が散った後の春に街路樹の主役となり、鮮やかな花を咲かせます。花弁には斑点状の模様があり、これは蜜を求める昆虫に蜜のありかを示す「蜜標」で、昆虫による受粉を促す役割を果たしています。ツツジ属の植物は、低木から高木で、常緑または落葉性の葉が互いに生え、果実は蒴果です。4月から6月にかけて、枝先に特徴的な漏斗型の花を数個咲かせます。

花言葉

 ツツジの花言葉は、「節制」です。ツツジは花が散ると同時に新しい葉が芽吹くことから、古いものを捨てて新しいものを迎え入れる象徴とされており、この特性から「節制」という花言葉が生まれました。「節制」とは、自分をコントロールする能力や、欲望や衝動を抑えて行動するという意味を含んでおり、ツツジの花はそのような精神的な成熟や自己制御を象徴しています。

メッセージ

 ツツジを贈るときのメッセージは、「あなたの内なる力と成熟に敬意を表します」です。このメッセージは、ツツジの花言葉「節制」から派生したもので、贈る人が受け取り手の内面的な強さや成熟した精神を称える意図を伝えています。

名称

 ツツジの名称は、「見る人が足を止めるほど美しい」という意味が込められています。「躑」と「躅」はいずれも、「たちどまる」「たたずむ」の意味を持ち、その美しさに見る人が足を止めてしまうほどであるという意味が含まれています。

その他

 ツツジは主にアジアに広く分布しており、ネパールでは国花となっています。また、一部の市区町村でもシンボルとされています。日本では、ツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があります。最も樹齢の古いツツジの古木は、800年を超え、1,000年に及ぶと推定されています。