5月4日の誕生花 ツツジ
ツツジ(躑躅、学名:Rhododendron)は、ツツジ科ツツジ属の耐寒性中高木で、アジアを原産としています。桜の花が散った後の春に街路樹の主役となり、鮮やかな花を咲かせます。花弁には斑点状の模様があり、これは蜜を求める昆虫に蜜のありかを示す「蜜標」で、昆虫による受粉を促す役割を果たしています。ツツジ属の植物は、低木から高木で、常緑または落葉性の葉が互いに生え、果実は蒴果です。4月から6月にかけて、枝先に特徴的な漏斗型の花を数個咲かせます。
花言葉
ツツジの花言葉は、「節制」です。ツツジは花が散ると同時に新しい葉が芽吹くことから、古いものを捨てて新しいものを迎え入れる象徴とされており、この特性から「節制」という花言葉が生まれました。「節制」とは、自分をコントロールする能力や、欲望や衝動を抑えて行動するという意味を含んでおり、ツツジの花はそのような精神的な成熟や自己制御を象徴しています。
メッセージ
ツツジを贈るときのメッセージは、「あなたの内なる力と成熟に敬意を表します」です。このメッセージは、ツツジの花言葉「節制」から派生したもので、贈る人が受け取り手の内面的な強さや成熟した精神を称える意図を伝えています。
名称
ツツジの名称は、「見る人が足を止めるほど美しい」という意味が込められています。「躑」と「躅」はいずれも、「たちどまる」「たたずむ」の意味を持ち、その美しさに見る人が足を止めてしまうほどであるという意味が含まれています。
その他
ツツジは主にアジアに広く分布しており、ネパールでは国花となっています。また、一部の市区町村でもシンボルとされています。日本では、ツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があります。最も樹齢の古いツツジの古木は、800年を超え、1,000年に及ぶと推定されています。
5月の誕生花
5月の誕生花一覧
- 鈴蘭(5月1日)
- 虫捕り撫子(5月2日)
- タンポポ(5月3日)
- つつじ(5月4日)
- アヤメ(5月5日)
- 紫蘭(5月6日)
- スターチス(5月7日)
- 石楠花(5月8日)
- シロツメクサ(5月9日)
- ガーベラ(5月10日)
- キンレンカ(5月11日)
- ジギタリス(5月12日)
- カリフォルニアポピー(5月13日)
- カーネーション(赤)(5月14日)
- カンパニュラ・メディウム(5月15日)
- 木香薔薇(5月16日)
- チューリップ(黄)(5月17日)
- コエビソウ(5月18日)
- 皐月(5月19日)
- オダマキ(5月20日)
- 薔薇(赤)(5月21日)
- ウツギ(5月22日)
- カルセオラリア(5月23日)
- ヘリオトロープ(5月24日)
- 藤(5月25日)
- 柚子(5月26日)
- フクシア(5月27日)
- マトリカリア(5月28日)
- ニゲラ(5月29日)
- ライラック(5月30日)
- ベロニカ(5月31日)