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2月22日 カワスイ「ナマズ」の日

カワスイ「ナマズ」の日

 2月22日はカワスイ「ナマズ」の日。記念日を通してより多くの人にナマズのユニークな生態や魅力を知ってもらおうと、神奈川県川崎市のカワスイ 川崎水族館が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、ナマズは英語で“catfish”と呼ばれていることから「猫の日」と同じ、2月22日とした。

 カワスイは世界の水辺を旅する水族館。69の水槽に約300種類の生き物を展示しており、多摩川ゾーン、オセアニア・アジアゾーン、アフリカゾーン等のエリアがある。

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 ナマズは、河川の中から下流域、湖沼、用水路などの水環境に生息する魚で、特に水草が豊富に生えている泥底を好む場所に多く見られます。これらの場所で彼らは、自らの生存と繁殖のための理想的な環境を見つけています。5月から6月にかけての産卵期には、ナマズは浅場や湖岸、水田などに群れをなして集まり、独特の産卵行動を行います。この時、オスはメスの体に巻き付き、水草や水底に産卵します。

 ナマズは夜行性の生態を持っており、昼間は流れの緩やかな場所で過ごすことが多いです。その間、彼らは水底の岩や水草の陰に身を隠して、夜の活動に備えて休息をとります。夜になると、発達した口ヒゲを使って、獲物を探し出し、貪欲に捕食を繰り返します。彼らの主食は、ドジョウやタナゴといった小魚、さらには甲殻類やカエルなどの小動物です。

 ナマズの見た目には特有の特徴があり、その一つが雌雄の区別方法です。尾ビレの形状を見ることで雌雄を判別することができるのです。雄の尾ビレは後縁の切れ込みが深く、一方で雌はその切れ込みが浅いか、ほとんどないのが特徴です。このような生態や特徴を持つナマズは、水辺の生態系において重要な役割を果たしており、きっと我々が自然との共生を考える上で学ぶべき多くのことがあるでしょう。

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